「J2で戦えた4年間は無意味じゃない」FC琉球、J3降格圏内の21位で今季終了

 
2022シーズンを終え、共に記念撮影する選手とその家族、スタッフ、サポーターたち=10月23日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアム(長嶺真輝撮影)

 サッカーJ2のFC琉球が、J3降格圏内となる22チーム中21位で今季を終えた。10月23日午後、ホームのタピック県総ひやごんスタジアムで5位の大分トリニータと今季最終戦を行い、1ー0で勝利。通算成績は8勝21敗13分で、最終的な勝ち点は37となった。

 今後J3の上位陣にJ2ライセンスが付与された場合、琉球の5シーズンぶりのJ3降格が確定する。試合終了後に開かれた最終戦セレモニーでは、倉林啓士郎社長が「J2で戦えた4年間は決して無意味ではなく、その間にクラブもチームも大きく成長することができました。来シーズンもFC琉球の快進撃を信じて、着いてきてください」と挨拶し、サポーターに引き続きの後押しを求めた。

清武が意地の決勝点 無失点で逃げ切る

前半11分、コースを狙い澄ましたヘディングでゴールネットを揺らす清武功暉(右)

 厳しい結果となったシーズンにも関わらず、雨風が強い中で最終戦に駆け付けたファンになんとしても勝利を届けたかった最終戦。琉球は序盤からボールに激しいプレッシャーをかけ、セカンドボールに対しても高いを意識を持って攻勢を強めた。

 すると前半11分、ペナルティエリア右でこぼれ球を拾ったFWケルヴィンが左足でクロスを上げると、機敏に反応したMF清武功暉がペナルティエリア中央に走り込んでヘディングで合わせ、先制点を挙げた。

 その後は猛攻を受ける時間帯も多かったが、粘りのディフェンスで跳ね返し続け、追随を許さない。サポーターも「勝利目指し、気持ち一つ、最後まで戦おう」「勝利を掴み取れ、挑めよ琉球」などとさまざまなチャントで背中を押し、無失点での最終戦勝利に大きく貢献した。

試合後の会見を終え、報道陣一人一人にお礼を伝えながら握手をするナチョ・フェルナンデス監督

 今シーズン限りで退任するため、この試合が最後の指揮となったナチョ・フェルナンデス監督は「攻守において相手を上回っていた部分が多かった」と選手たちを評価。もっと点を重ねることができたという認識を示したが、「コントロールとしては悪くなかった」と及第点を付けた。

 今季途中に監督に就任し、託されたJ2残留圏内というミッションは果たせず、「サポーターにはこの結果になったことを申し訳ないと思いますし、責任を痛感しています」と語った。その上で「自分は次にどこにいるかはまだ分からないですが、どこにいても、早くこのクラブがあるべきポジションに戻れることを祈りたいと思います」と話し、最後は集まった報道陣一人一人に「グラシアス(ありがとう)」とお礼を伝えながらがっちりと握手してから会見部屋を後にした。

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