那覇大綱挽、3年ぶりの開催へ 事前参加登録制で実施

 
3年ぶりの「那覇大綱挽」開催を発表する那覇市の城間幹子市長=21日、那覇市役所

 那覇市の城間幹子市長は21日、同市役所で会見し、昨年、一昨年と中止になっていた「那覇大綱挽」を3年ぶりに開催すると正式に発表した。同大綱挽は10月9日(日)の午後4時から行われる予定で、今回は規模を大幅に縮小して、「事前参加登録制」で実施する。

 ギネス認定世界一の同大綱挽は例年、那覇市県庁前駅から約100mの距離にある国道58号線「久茂地交差点」付近で行われる。今年も開催場所は同じだが、綱の全長200mを160mに短縮し、引手の人数は例年の約1万5000人から、事前参加登録申請した3200人(約78%の削減)とする。

 会見で、城間市長は「那覇大綱挽保存会、市観光協会からの強い働き掛けもあって、3年ぶりの開催を決定した。県内外の多くの人たちに楽しんで頂きたいところだが、新型コロナ感染症対策にも万全を期して行うことで一致し、『事前参加登録制』とすることで実施することを決めた」と説明した。

2019年の那覇大綱挽風景(資料写真)

 参加登録は同市のホームページの申し込みフォームから行う。9月26日午前9時から受付を始め、10月7日まで申し込める。定員の3200人に達し次第、受け付けを締め切る。

 同実行委員会事務局は、先着順で参加者を決定するが「申込者が多数いることが予想されるため、早めの申請を行ってほしい」と呼び掛けた。

 また、同大綱挽まつりの関連行事として実施されていたイベントは、場所を奥武山公園から、「てんぶす那覇前」や「パレットくもじ前交通広場」などに移し、ステージショーなどを開催する予定となっている。

 同会見には、那覇大綱挽保存会の呉屋守將会長、琉球放送の中村一彦社長、市観光協会の名嘉元裕事務局ら実行委員会の役員らも出席した。

(記事・写真 宮古毎日新聞)

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