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【ぎぼっくすコラム】タクシー止める時、手を挙げていますか?〜タクシードライバーぎぼっくすの1メータートーク〜
- 2022/8/30
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表示灯の改善も必要では
ここまでドライバー目線で色々と書いてきたが、お客様が手を挙げない気持ちが理解できない訳ではない。ドライバーをしていてよく体験するのが、予約が入りお客様の元へ向かっている時や、お客様を乗車して走っている時に、路上でお客様に手を挙げられてやむなくスルーしてしまう事だ。
その時、大体のお客様が少し恥ずかしそうにしているのを目にする。タクシーには空車、予約、賃走、回送など表示灯が点灯しているが、お客様からは今どの表示になっているのか見えにくい。
僕は基本的に予約などの時に手を挙げられた場合、ごめんと合図を出すが、合図が無かった場合、スルーされている感覚になってお客様からすれば恥ずかしさがあるだろう。その結果、手をしっかり挙げない県民の皆さんが増加しているのだと思う。
単純に表示灯を大きくするなど改善策はいくつか考えられるが、そうするとドライバーの視野が狭くなってしまうなど課題も出てくるので何か良い方法がないか考えているところだ。そして良い方法があれば商品化し特許申請を出して億万長者になりたいと思っている。そういう考えをしている時点で僕は億万長者になれないであろう。そんな下心丸出しな考えはどうでもいい。
僕が今回皆さんにお願いしたかったのは、交通事故を未然に防ぐ為にもタクシーを止める時はしっかり手を挙げて、曖昧な手の挙げ方やアイコンタクトはできるだけやらないでほしいという事だ。
タクシー業界としても、お客さまにとって空車かどうかがより分かりやすい表示方法を模索していきたいと思う。