VR空間の国際通りで買い物も メタバースが沖縄に果たす未来
- 2022/7/6
- 経済
あしびかんぱにーは5月31日にはこの首里城エリアをスマートフォンなどで手軽に体験できる「WEBブラウザ版(簡易体験版)」を公開。VRゴーグルを持っていない人でもメタバース空間を体験できるよう、ユーザーの裾野を広げた格好だ。
首里城エリアでの正殿復興について、あしびかんぱにーエンタメDX事業部長兼運営企画部長の佐橋直幸さんは「バーチャルで首里城を知ってもらうことで『リアルでも行きたい』と実際に来てもらうことをゴールに据えています」と展望する。
メタバースとは?
メタバースとはそもそも何なのか。新しい概念であるために定義や解釈がまちまちでもあるが、おおむね「インターネット上のもう一つの世界」という理解が適しているとされる。
VR(バーチャル・リアリティ、仮想現実)とセットで語られることが多く、実際にその世界で生きているかのような没入感を味わうことができる。ゲームの世界に入り込んで他者とプレイしたり、目の前にまさに相手がいるかのように会議をしたり、世界各地の景勝地で空を飛んでみたりと、現実世界とは別の、もしくは連動しながら、新たな生活の場や経済活動の場として、世界中で技術革新が進んでいる。
2021年は米国Facebook社がMeta社へと社名を変更、メタバース事業の本格展開へと舵を切ったことから、この年は「メタバース元年」とも言われている。