格闘技イベント「RIZIN」が2度目の沖縄開催! 宮城寛克が沖縄県勢ただ1人の白星

 

曹が健闘、祖根の引退式も メインは平本が勝利

飛び膝蹴りを放つ曹竜也(左)

 北谷町でかき氷屋を営み、「氷の拳」との異名を持つ曹竜也(氷ヲ刻メ/池田道場)は高校時代にボクシングで全国総体や国内などのタイトルを総なめにした藤田大和と対戦。なかなか組ませてもらえない難しい展開の中で健闘したが、0-3の判定負けとなった。

 昨年に続き沖縄アリーナでの連勝を狙った女子のにっせー(チームにっせー/アローズエンターテインメント)は、須田萌里に腕ひしぎ十字固めを受けて1ラウンド2分12秒で敗れた。2018年に世界一危険な立ち技格闘技と称されるミャンマーの「ラウェイ」で世界王者となった渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)は1ラウンド2分5秒でTKO負けを喫した。

激しく拳を交わす(左から)鈴木博昭と平本蓮

 メインでの出場が予定されていたスター選手の朝倉海は拳の状態が悪く欠場。代わりにメインカードとなった鈴木博昭対平本蓮は、平本が2-1の判定勝ち。セミファイナルの山本美憂対大島沙緒里は、大島が2-1の判定で勝利した。

 今回のイベントでは、第7代修斗環太平洋バンタム級王者で県出身の祖根寿麻の引退式も開かれた。祖根は「沖縄から名古屋に出て頑張って、何か残したいと思ってここまできた。これからも新しい夢に向けて頑張っていきます」と挨拶。最後は10カウントで締めくくった。

他の県勢の結果は以下の通り。右が県勢。

◯タナー・ロレンツォ 2R1分5秒 TKO Orihey●

◯伊藤裕樹 2R4分57秒 TKO 宮城友一●

◯大雅 3R 判定 新田宗一朗●

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長嶺 真輝

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ながみね・まき。沖縄拠点のスポーツライター、フリーランス記者。
2022年3月まで沖縄地元紙で10年間、新聞記者を経験。
Bリーグ琉球ゴールデンキングスや東京五輪を担当。金融や農林水産、市町村の地域話題も取材。

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