屋台村がコロナで全店休業から再開「沖縄の良さ取り戻したい」

 

 横井さんは、他県の屋台村で新型コロナウイルス感染者が出た際に「対応に困ったこと」を担当者に聞いたそうだ。すると、「最低限ここまではやって欲しかった」ということが浮き彫りとなった。そのひとつが「検温の義務化」だった。

 もしも感染者を出してしまったとしても「名前と連絡先がわかって、なおかつ“その人たちを検温しましたよ”という証拠が欲しかった」と保健所からの意見を汲み取る形で始めたのが、検温した人の「体温」「名前」「連絡先」を記入する検温シートだ。

楽しませることは諦めたくない

 検温シート、そして徹底した感染対策を行う上で、横井さんは楽しめるアイディアを絶対に取り入れたかったと言う。

 「withコロナと言ってるけど、暗い顔をして外に出かけるのも気まずそうにやるのがwithコロナの時代なのかというと、それはちょっと違うよねと僕は思ったんですよ。withコロナがどうしようもないのであれば、じゃあ楽しくやれるように考えるのが、僕たちにできることじゃないですか。クラスターを出さないことはもちろん大事だけど、観光に来たお客さんに楽しんでもらうことは飲食店の使命でしょう。楽しませることは諦めたくないんですよ」

 横井さんは、村民全体で、前向きに、明るく、元気よく、安心して沖縄でのひとときを満喫してもらうよう、全力を尽くしながらも「しばらくは不自由な想いをさせてしまうかもしれない」「沖縄の良さを早く取り戻したい」と語った。

 どんな状況でも笑顔を失わない横井さんと、そのアイディア、そして村民の団結力は素晴らしいと思ったし、はやくまた国際通り屋台村で、県内外の人たちが肩を並べて酔っ払える日が戻ってくれると嬉しい。

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