「パリ五輪で4大会連続のメダルを」 ”重量挙げ大国”沖縄の女子の先駆者 平良真理さんが代表監督に

 

環境づくり、体づくりに注力

選手と一緒に体を動かす

 まだ就任してから2カ月ほどだが、日本ウエイトリフティング協会の関係者から「選手の気持ちを盛り上げるのがうまい」と信頼は厚い。5月から国頭村のくいなエコ・スポレクで行っていた代表合宿では、選手たちと笑顔でコミュニケーションを取る場面も多く見られた。

 これまでとは異なり、強化合宿のスケジュールや場所の調整も主導する。「参加人数や雰囲気など、選手が練習に取り組みやすい環境をつくっていきたい」と意気込む。サーキットトレーニングも積極的に取り入れ、「気持ちもリフレッシュしながら、動きを整えていきたい」とフィジカルや体の使い方の向上を目指す。

 パリ五輪の女子は5階級が行われ、日本から最大3人が出場できる。今年の年末に予定されている世界選手権を皮切りに、選考レースがスタートする見通しだ。

 昨年12月の世界選手権では49キロ級で鈴木梨羅が銀、高橋いぶきが銅を獲得するなど、有望選手は多い。「パリでメダルを取れる可能性は十分にある。日本女子として4大会連続のメダルを掴みたい」と意欲を見せた。

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長嶺 真輝

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ながみね・まき。沖縄拠点のスポーツライター、フリーランス記者。
2022年3月まで沖縄地元紙で10年間、新聞記者を経験。
Bリーグ琉球ゴールデンキングスや東京五輪を担当。金融や農林水産、市町村の地域話題も取材。

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