沖縄県知事選 自民・経済団体の候補者選考 異例の公開演説会に5人が参加意向

 
21日の会合後に会見する候補者選考委員会のメンバー=21日、那覇市(写真:宮古毎日新聞社提供)

 9月11日に投開票する沖縄県知事選挙に向けて自民党沖縄県連と経済団体による候補者選考委員会(委員長:松本哲治浦添市長)が5月28日に開く公開演説会には、最終的に5人が参加することになった。知事選の候補者はこの演説会後に選考委員による投票で即日、決められることになっており、自民党県連によると、知事選の候補者をこうした形式で選ぶのは初めてのことだという。

 自民党沖縄県連によると、5人は五十音順に県議会議長の赤嶺昇氏(55)、前宜野湾市長の佐喜眞淳氏(57)、元県保健医療部長の砂川靖氏(62)、県医師会理事の玉城研太朗氏(47)、元ボクシング世界王者の平仲信明氏(58)。

 21日の選考委員会の会合後に7人で公開演説会を開くと発表されたが、その後に琉球放送の社員と宮崎県副知事の2人が演説会に参加しない意向を示したため、5人での開催となった。

 赤嶺氏はブラジルのサンパウロ出身。浦添市議会議員を経て2004年に沖縄県議会選挙で初当選。2020年6月より県議会議長を務める。

 佐喜眞氏は宜野湾市出身。宜野湾市議会議員や県議会議員を経て2018年まで宜野湾市長。2018年の前回県知事選に立候補した。

 砂川氏は那覇市出身。琉球大学卒業後の1984年に沖縄県庁に入り、人事課長や総務統括監などを経て県の保健医療部長を務めた。

 玉城氏は信州大学医学部を卒業。那覇西クリニックの医師であり、県医師会理事を務める。近著に『夢と希望に満ち溢れた沖縄県の未来を創る、というお話』がある。

 平仲氏は八重瀬町出身で、元WBA世界ジュニアウェルター級チャンピオン。平仲ボクシングスクールジムの会長を務める。

 公開演説会は28日の10時から始まり、5人がそれぞれ10分間の持ち時間でスピーチを行った後、選考委員会からの質問に答える形式で進められるという。その後、26人の選考委員による投票が行われ、最終的な知事選の候補者を決定、松本哲治選考委員長がその結果を発表する。

 HUB沖縄では、当日、この公開演説会の様子をライブで動画配信します。ぜひご覧ください。

 動画配信 5月28日(土)9:55〜
 URL https://youtu.be/ulIr8gwBeYA

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■「玉城知事のコロナ対応は失敗。現実を直視して」 赤嶺昇沖縄県議会議長インタビュー(https://hubokinawa.jp/archives/10355
■県知事選出馬表明・砂川氏インタビュー「国に依存しない気概を」(https://hubokinawa.jp/archives/10381
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