沖縄の中にはアメリカがありました〜辺野古体験記〜 女優・柴田千紘の沖縄巡り

 

 お店を閉めてからもプラプラと周りで遊びましたが、週末なのでクラブみたいなお店は外まで米軍さんたちで溢れていました。こちらはお客さんの何人かと一緒に、地元の方を紹介してもらって、しっぽりとスナックで飲み直し。そして夜道でまた変わったものを見つけました。

 ヤギの自販機!

 チーイリチャー(血炒め)もあるし、なぜか馬刺しも混ざってる不思議な自販機。その名もど冷えもん。ふざけすぎてる!!
 誰かが買ってきてくれたのでヤギ刺しを食べましたが、食べやすい美味しいヤギ刺しでした。昼間も近所を散歩してみると、海もあるし公園もあるし。

 小舟出してもらえば渡れる小さな島もあって、もっと暑くなってきたらよく地元の人はそこに渡って泳いだりBBQしたりするそうでそんな生活もめちゃくちゃ羨ましい!

 辺野古にできる基地のための埋立地も港から見えました。海、環境への配慮と影響は一体どの程度あるものなのでしょうか。生活する人にとってもいろんな立場がありそうですが、私が滞在中少し気になったのは海の近くでよく見かける、大きめな魚の死骸でした。

 海の近くではよくあることなのかもしれないけど、こんなにたくさん見たのは福島の原発事故の直後に現場に映画撮影で入った時以来でそれを思い出すとなんだかどんよりとした空気の中にいました。

環境にプラスになることを生み出せる生き物になりたいな。

 そんなことを考えながらもお腹が空いて、町に戻るとインドカレー屋さんを見つけて、そこの渋さがあまりにもインド感をかもしだしていたので入ってしまいました。

扇風機で送られてくる生ぬるい風とテレビの音だけの空間で現地にいる気分

 料理を注文して食べて、辛さを足してほしいって言ったら最初に頼んだカレーとほぼ同じ量の激辛カレーがきて、それを元のに混ぜて調整するように言われました。全部混ぜたから結果2皿分カレーを食べたことになってラッキーでしたが元は値段高め!

 東京都内のインドカレー屋さんならこの単品の値段でライスかナン(おかわりOK)とサラダとドリンクがついてきますね。このちょっと高い感じもアメリカで外食してる気分。

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