新人の森山氏が総決起大会 経済政策や県政との連携を強調 沖縄市長選
- 2022/4/16
- 政治
今月24日に投開票される沖縄市長選に向け、立候補を予定する新人で前市議の森山政和氏(73)=立民、共産、社民、社大、にぬふぁぶし推薦=の総決起大会が15日、沖縄市民会館で開かれた。森山氏は玉城県政との連携や経済政策を強調した。
壇上には「学校給食費の完全無償化」「北部地域のスクールバスネットワークの実現」などの公約が記された垂れ幕が掲げられ、町田宗助後援会長らが支援を呼び掛けた。
市民所得10%アップを公約
決意表明した森山氏は、市の一人当たりの市民所得が県内41市町村中39番目だとし、「市民所得の10%アップを目指します。コザ十字路のターミナル整備で人の流れを活性化させ、スポーツコンベンションによる経済発展で雇用の拡大に繋げます」とアピールした。
重点政策の一つに位置付ける給食費の無償化についても触れ、「学校は地域に浮かぶ船です。子どもたちの自分探しの旅を助ける環境づくりが大切。元気に学べる環境は、安全安心な生活を送ることができるようにすることで実現できます」と力を込めた。
米軍嘉手納基地を抱える市として「騒音問題やPFOSによる汚染などどれも深刻です。これ以上の基地強化は絶対に許されない。辺野古の新基地建設も断固反対です」と強く訴えた。
玉城知事らが激励 支持訴え
激励のあいさつで壇上に立った玉城デニー知事は、県が2020年に施行した子どもを虐待などから守る「子どもの権利」条例を念頭に「森山さんが市長になったら市の子どもの権利条例を制定し、みんなで優しい街づくりに取り組んでいく。そういう市の未来をつくりましょう」と呼び掛けた。森山氏の教員、市議の経歴に触れ「積み上げた信念、市民からの信頼がある。森山さんと一緒に仕事をさせてください」と支持を求めた。
大会にはその他、夏の参院選に立候補を予定する現職の伊波洋一氏や新垣邦男衆院議員らが参加した。最後はガンバロー三唱で締めくくった。