FC琉球が感謝の集い「来シーズンも後押しを」

 

感謝の集いで、記念撮影する選手とファンクラブ会員ら=7日、那覇市のタイムスホール

 

 サッカーJ2のFC琉球は7日、パートナー企業やファンクラブ会員を集めた2021シーズン感謝の集いを那覇市内で開いた。琉球フットボールクラブの小川淳史社長は、ファンの後押しで最高順位の9位で終えたと報告。選手たちが余興や抽選会などを行いながら、訪れたファンと交流を深め、来季の応援を呼び掛けた。

 上里一将主将はイベント後、「やはり、サポーターの声援や後押しは不可欠。1試合の重みを感じ、体現しながら結果につなげたい。来シーズンもよろしくお願いします」とファンにメッセージを送ったほか、「毎年、苦しみながら進んでいくのは分かっている。ただ、目標のJ1昇格が果たせなかったのは責任を感じている。もっとチームをまとめながら進めたかった」と今季を振り返った。

 感謝の集いでは、パートナー企業対象の第1部は183人、ファンクラブ会員対象の第2部は214人が参加し、選手たちと交流しながらFC琉球の2022シーズンの一層の飛躍を期待した。

 このうち、第2部では詰め掛けたファンクラブ会員に楽しんでもらおうと、若手選手による余興、選手着用トレーニングウェアや特注スパイク、試合用スパイク、キーパーグローブなど選手私物が当たる大抽選会などが行われた。

抽選会で、当選者と笑顔でグータッチする上里一将主将(左)=7日、那覇市のタイムスホール

 喜名哲裕監督は、苦しいシーズンの中でファンの応援が選手を後押しし、大きなパワーを与えてくれたと感謝の言葉を述べた上で、「今日は、選手が皆さんを楽しませる。短い時間だが、有意義に過ごしてほしい」と呼び掛けた。

 同クラブの小川社長は、「コロナで5試合無観客という苦しい戦いの中、頂いた熱いメッセージは胸に響いた。この熱い思いを来季以降も続けて頂き、最高順位や最高の状態を更新していきたい」と述べ、来季以降の応援を求めた。

 FC琉球は、18 勝11分13敗の勝ち点65で今シーズンを終了し、19年にJ2昇格を果たしてから最高順位の9位となった。今季は開幕5連勝などと好発進したが、後半戦は厳しい試合が続いた。10月18日には直近7試合の戦績などを踏まえ樋口靖洋監督を解任。ヘッドコーチの喜名哲裕氏が新監督に就任した。

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