琉球大の涙と笑顔のラストゲーム 大学野球選手権南部九州ブロック決勝
- 2021/10/22
- エンタメ・スポーツ
最高の笑顔で宙を舞う
宮城政也監督は「打撃の成長は著しかった。サインどうのこうのではなく、シンプルに出塁するにはどうしたらいいのか、自分たちで自由に考えてやっていた」と選手の成長を喜んだ。
9回最後の場面を振り返ってもらうと「一生懸命やることは無条件で感動する。生徒たちは凄いなと。大塚が何かもっている力があるのかもしれないけど、こんな場面を引き出してくれるとは。改めてスポーツの良さ、力を見せてもらった」と答える。監督の目にもうっすら涙が浮かんだ。
試合後しばらくして、大塚選手に笑顔が戻った。
「最後の最後、2死から繋がるなんて。もう一回打席がまわったらどうしようとも思っちゃった。何事も諦めずにやりきる。諦めなかったら勝つこともあると学んだ。大学では好きなことやろうと思ってここまで続けた。就職しても野球をやりたい。緊張感のある中でやりたいと思う。だって野球が好きだから」
表彰式後には後輩達に胴上げされ、最高の笑顔で宙を舞った。
琉 球 大:010 000 402|7
宮崎産業大:005 230 20×|12
投手
琉:井樫、秋好、田中
宮:河野、安部、岩切
2塁打
琉:大塚、青山
宮:鬼塚
3塁打
宮:寳田
盗塁
宮:寳田、岩切、松山
*九州地区大学野球選手権南部九州ブロック準決勝はこちらも参照
(https://hubokinawa.jp/archives/10523)