琉球大の涙と笑顔のラストゲーム 大学野球選手権南部九州ブロック決勝

 
先制ホームイン後のハイタッチ青山選手

 初めて出場した九州地区大学野球選手権南部九州ブロック決勝トーナメントで初勝利を納め、準決勝の大逆転で2連勝と勢いにのった琉球大学は、20日、セルラースタジアム那覇で決勝戦を行い、7−12で宮崎産業経済大学(宮崎地区2位)に敗れ、九州大学野球選手権大会の出場切符を逃した。数字だけ見れば大敗も、粘り強く泥臭い姿で戦い、スポーツの力を見せてくれた。

先制するも宮崎産大に大差つけられる

 先制したのは琉大。2回表、先頭の青山塁飛選手(3年)が死球で出塁すると送りバントで進塁、照屋喜市選手(3年)の内野安打で1点をもぎ取った。しかし打撃力のある宮崎産大は甘い球を逃さず、3回に5点を奪うと、4回2点、5回3点と追加、一切手を緩めなかった。

先制の適時打を放つ照屋喜市選手

 琉大は何度も得点圏に走者を進めるもあと一本が出ず、それでもベンチは大声で仲間を鼓舞し食らいついた。そして7回表、先頭打者が四球で出塁すると、3連打を含む4安打と押し出し四球で4点を返した。しかし、宮崎産大はその裏に2点を追加、8回までに5−12と大差をつけられた。

 いよいよ琉大最後の攻撃。ベンチ前で円陣が組まれた。「脩太さん(大塚)まで回せ!」キャプテンの森太陽選手(3年)の声が響いた。大塚選手は今大会唯一の4年生で、この試合がラストゲームになる。
 「一人でも塁に出れば先輩にまわる。みんなで繋げ!」。

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