【ぎぼっくすコラム】快進撃続けるベイスターズ!うちなんちゅパワーで優勝を掴め!
- 2022/8/26
- エンタメ・スポーツ
熱いぜ!熱過ぎるぜ横浜DeNAベイスターズ!
沖縄県宜野湾市を春季キャンプ地とし、現在多くの沖縄県勢選手が所属するベイスターズが最後に優勝したのは、「大魔神佐々木」こと佐々木主浩が絶対的クローザーとして君臨していた1998年のこと。12球団で最も長い期間、優勝から遠ざかっているチームだ。「ハマの番長」こと三浦大輔監督就任2シーズン目の今シーズンも、先月7月4日時点では5位で首位のヤクルトスワローズに17.5ゲーム差という大差を付けられていた。
「あぁ今年もダメか」と思っていたが、8月に入って16勝3敗と絶好調!順位も2位浮上で首位ヤクルトの差が僅かに4(8月25日時点)と大接近している。こんなに首位との差が近づいているのは、天文学的に言うと火星の大接近くらいの久々の出来事だ。
そしてここで皆さんにお知らせがある。今僕は33年の人生で初めて「天文学的に言うと…」という言葉を使った。高卒で専門学校、大学を中退した僕がこの言葉を使うことは生涯無いと思っていたので感無量だ。しかし「天文学的に言うと…」という言葉を使いはしたが、火星の大接近は15年~18年に1回の周期で起こる現象との事。使う場合はもっと長い数万年や数億年という数字の方が適しているという気がする。だがそこは「天文学的」という言葉を使う初心者という事で目をつむってほしい。
奥武島出身の捕手・嶺井が急成長
話がファーボールしたので戻すが、今年のベイスターズは本当にやってくれそうな勢いが出てきている。その要因の1つとなっているのが、正捕手に抜擢されている南城市奥武島出身の嶺井博希捕手の存在だ。
厳密にいうと伊藤光、戸柱恭孝と3人の捕手を併用して戦っているベイスターズだが、出場試合数は伊藤が23試合、戸柱は54試合に対して嶺井が72試合と一番多くマスクを被っている。自身の最多出場試合は2018年の91試合なので、今シーズン最多記録を更新する可能性が高い。
そして本塁打5本は既に自身の最多記録タイ。打点29は最多記録を既に更新している。嶺井の打撃の一番の魅力は「ここで打つか」という意外性だ。前の2打席は全くタイミングが合わず三振に倒れていても、3打席目にランナーがいる場面で豪快な1発を放つ。そして打った後のバット投げの美しさはプロ野球で一番の美しさとSNSで話題になっている程だ。たまにある、豪快にバットを投げたが結果は平凡なレフトフライというのもご愛敬だ。
そして今シーズン正捕手に抜擢されている一番の理由は守備面の改善だ。以前は頻発していたキャッチングミスや送球ミスはほぼなくなり、盗塁阻止率も大幅に向上した。相手打者の裏を突く配球や、投手が今一番投げたい球を選択できる判断力も身に付けている。ピンチの場面でマウンドに駆け寄り、時には喝を入れる事もある。その姿に僕は「アッパレ」をあげたい。
これから最終盤に入るリーグ戦。嶺井のさらなる活躍でチームをセ・リーグ優勝へ導いてほしい。奥武島のスーパースターならやってくれる!横浜の守り神嶺井博希!