新型コロナ対策は代表質問でも多くの県議が取り上げた。県が市町村に対し、コロナの自宅療養者の情報を一定の条件下で提供する方向で調整していることなどが新たに明らかにされた。自宅療養者の対応は県や保健所が担っており、個人情報の観点などから、市町村が自宅療養している居住者を把握できない問題が浮上していた。

　ワクチンに関して、県の担当部長は9月22日の上原章議員（公明党）への答弁で、20日時点で1回目接種率が県人口の59.1%、2回目接種率が45.9%となっていて、沖縄は高齢化率が低く、若年層が多いことが影響して全国平均より低い状況にあると説明した。政府は9月13日時点で2回のワクチン接種を終えた国民の割合が50%に達したと発表している。首相官邸のホームページによると、23日現在の沖縄県の2回目接種率は42.9%で、47都道府県で依然最下位にある（接種記録システムに医療従事者を計上しているかどうかなどの違いがあり、国と県の発表数値は異なっている）。