オール沖縄・衆院4区、8日に候補者決定へ 分裂選挙の可能性続く
- 2024/9/3
- 政治
玉城デニー知事を支える政治勢力「オール沖縄」は1日、那覇市で衆院選沖縄4区候補者選考委員会(座長・照屋大河県議)の第10回会合を開催した。同委員会は改めて8日に最終の会議を開き、候補者を決定すると確認した。条件が満たされない限り出席しないとしている、れいわ新選組は前回に続き欠席し、分裂選挙となる可能性が続いている。
非公開の会合後に会見した照屋座長は「次回、全会一致での一本化に向けた議論を尽くす」と強調した。協議がまとまらない場合は、多数決によって決めることもあり得るという。
れいわ側は、▽予定候補者のうち1人に政治資金の収支報告書のヒアリング実施する▽選考委員会だけでの多数決では決めないと確約するーを出席の条件として挙げ、前回の会合から欠席している。
照屋座長は、政治資金収支報告書について指摘がある予定候補者については、次回会合までに説明の場が設けられる予定だと述べた。
候補者決定の手法で、れいわ側から新たな提案があれば、決定を持ち越す可能性があるかについては「協議する。ただ、目標としては(どうしても)一本化が難しいと判断されれば、投票を行うと確認している。先延ばしする理由で認められるかどうかだ」とするにとどめた。
れいわの山本太郎代表は、8月30日に国会内で会見し、条件が満たされない場合は「それぞれの戦いになるのではないか」と語っている。選考委の判断を、同党がどのように受け止めるか、次回会合に出席するかが注目となる。