「注目してもらった大会」バスケW杯 三屋会長が報告

 
FIBAバスケットボールワールドカップへ出場した日本代表の選手全員のサインが入ったボールを玉城デニー知事(右)へ記念品として贈呈する日本バスケットボール協会の三屋裕子会長=16日、沖縄県庁

 日本バスケットボール協会の三屋裕子会長が16日、県庁を訪問し、沖縄アリーナなどで開かれた、4年に一度の男子バスケットボール最高峰を決める国際大会「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」の報告を行った。三屋会長は「非常にたくさんの人に注目してもらった大会だった」と、大会の成功を報告した。

 同大会は、8月25日から9月10日まで沖縄アリーナなど、全世界4カ所で行われた。日本代表は3勝2敗で、アジア1位、パリ五輪出場権を獲得するなどし、多くの県民や国民を湧かせた。

三屋会長は「県、市、開催支援協議会の方々に大変お世話になり、無事大会を終えることができた」と感謝の言葉を述べた。また、現在はBリーグが開幕し、全国各地の試合会場で観戦チケットが完売していることから、「非常に良い結果になっている」と声を弾ませた。

 このほか、「子どもたちに夢を作る」という同大会のレガシーとして、約1万人の子どもたちを試合観戦に招待したことも報告。三屋会長は「彼らの記憶の中にW杯というものが残って、それをきっかけにバスケを始めてくれる子供たちがたくさん出てきたのでは」と語った。

 記念品として、大会に出場した選手の熱戦の模様を印刷した感謝状と、日本代表選手全員のサインが入ったバスケットボールなどを贈呈した。

群馬県バスケットボール協会より贈呈された「高崎だるま」と記念撮影を行う玉城デニー知事(中央右)と日本バスケットボール協会の三屋裕子会長(中央左)=16日、沖縄県庁

 玉城デニー知事は、「この小さな島で世界大会ができ、多くの県民、国民に喜んでもらえた。非常に満足感が高かった大会だと思う」と述べた。

 その上で、「この大会が運営できたことは、これからもいろんな世界大会を沖縄でやることに繋げていける大きな力、経験になった。より多くの感動が沖縄から発信できるよう、これからも今大会の経験をもとに頑張っていきたい」と語った。

(記事・写真 宮古毎日新聞) 


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