沖縄バスケW杯、開幕まで50日切る 日本代表は台湾に2連勝
- 2023/7/13
- エンタメ・スポーツ
8月25日に沖縄などで開幕する男子バスケットボールW杯まで、あと50日を切った。
本番が迫る中、FIBAランキング36位の日本代表「アカツキジャパン」は8、9の両日、静岡県の浜松アリーナで同69位の台湾と国際強化試合を実施。第1戦はスリーポイント(3P)21本を決めて108ー86、第2戦はディフェンスの強度を高めて92ー56で2連勝した。琉球ゴールデンキングスの渡邉飛勇は第1戦の当日に体調不良となり、2戦とも欠場した。
代表チームは今後、今月22、23日に韓国、8月2、4日にニュージーランド、同月15日にアンゴラ、同17日にフランス、同19日にスロベニアと強化試合を行い、本番に挑む。
富永や馬場の“海外組”が活躍 第1戦
台湾戦では、本番でエースとしての活躍が期待される米NBAフェニックスサンズのSF渡邊雄太はまだ合流していなかったが、オーストラリアリーグNBLなどでプレーしてきたSG馬場雄大、NCAA(全米大学体育協会)1部のネブラスカ大学に所属するSG富永啓生など海外組も登録された。
迎えた第1戦。6月から候補者合宿を始め、まだ各選手のコンディションが整っていない段階で、チーム全体としてディフェンスの強度には難があった。それでも馬場が18得点5アシスト、富永が3P4本を決めて12得点2アシストと海外組が躍動。さらに代表として初めてコートに立ったSF原修太(千葉ジェッツ)が3Pを6本を決めるなど新戦力の活躍も光り、100点ゲームで勝利した。
久しぶりに代表でプレーした馬場は「今まではコミュニケーションを取りながらやっていた部分が当たり前のようにできてきていて、チームとしてホーバスHCのバスケが浸透してきていると感じました」と好感触を語った。
第2戦は守備で改善 最終12人のメンバー争いが激化
第2戦ではチームとして守備の強度を上げ、度々ダブルチームを仕掛けてボールを奪い、前日から失点を30点減らした。中でも2ブロック、2スティールを記録したチーム最年少20歳の金近廉(千葉ジェッツ)、昨シーズンのBリーグでベストディフェンダー賞を獲得した原のディフェンスが光った。
オフェンス面では、チーム最多得点のSF吉井裕鷹(アルバルク東京)が16得点4アシスト、富永が13得点、SG西田優大(シーホース三河)が10得点1アシスト、PG富樫勇樹(千葉ジェッツ)が3得点6アシストだった。
日本バスケットボール協会は6月中旬、W杯に向けた代表候補選手25人を発表。今回の強化試合にはその内の13人が登録された。今後の強化試合でも様々な選手を試していくと見られ、最終的に12人がW杯に臨む。
新たな選手も台頭してくる中、トム・ホーバスHCは「選手たちにはそれぞれにプラス、マイナスの要素があります。早く14~15人くらいに絞りたいけど、今は答えがありません。このメンバーで、もうちょっと見たいです」と語り、選考に頭を悩ませてることをうかがわせた。