奮闘する「ハマ」のうちなんちゅ5人 一緒にベイスターズ応援しませんか?
- 2022/5/14
- エンタメ・スポーツ
プロ野球セ・リーグに所属する横浜DeNAベイスターズ。1987年から毎年宜野湾市で春季キャンプを行っているため、沖縄の人にも馴染み深い球団だ。しかも、現在はうちなんちゅ選手が5人も所属している。
ホームラン王に2度輝いた西武ライオンズの山川穂高や東京五輪金メダリストの平良海馬、2017年パ・リーグ最多勝で5月11日には県勢初のノーヒットノーランを達成したソフトバンクホークス東浜巨に比べると実績や知名度はやや劣るかもしれないが、チームのレギュラーの座を虎視眈々と狙う有望選手達が日々奮闘している。
不屈の投手、宮國椋丞 命名「大度浜の番長」はどうでしょう?
まず紹介するのは、糸満高校卒業後に読売ジャイアンツからドラフト2位指名を受けるも挫折を味わった30歳で、プロ入り12年目の宮國椋丞投手。プロ入り2年目で先発ローテーションの座を獲得し、3年目の2013年は開幕投手を務めるなど将来のエース候補と期待された。
その後は不調で出場機会を失い、中継ぎに転向して一時は活躍したが、故障もあって2020年シーズン終了後に戦力外通告を受ける。その後12球団合同トライアウトを受け、その時はオファーはなかったが、自主トレーニングを続けていた2021年3月にベイスターズへ育成選手として入団が決定。8月には1軍の試合に出場できる支配下登録へ。9月には古巣ジャイアンツ相手に先発し、自身4年ぶりの勝利投手となって見事に復活を果たした。
宮國の最大の武器は制球力。低めにコントロールされたボールで内野ゴロを打たせてアウトを取る、「打たせて取る」スタイルだ。今シーズンは開幕2軍スタートで先月中継ぎ投手として1軍に昇格するも5月8日の広島カープ戦で2番手で登板し6失点と炎上。しかし戦力外という地獄から這い上がった宮國ならこれから調子を立て直し、先発ローテーションとしてフル稼働できる日はそう遠くないだろう。
三浦大輔監督が現役時代に打たせて取るスタイルで「ハマの番長」の愛称でエースに君臨していたように、宮國には地獄から這い上がった復活のエース、「島の番長」として活躍するはずだ。
あれ?筆者的には上手い事言ったつもりだが、手応えがない。「島の番長」よりも、糸満要素を入れた「大度浜の番長」の方が良かっただろうか。
とにかく、糸満のスーパースター宮國椋丞に注目だ。