名護東海岸・二見名物? 走ると民謡が鳴り出す「メロディーロード」

 

 沖縄の余暇を楽しむ方法の1つにドライブがある。北部まで当てもなく、ついドライブをしてしまうという人もいるだろう。未だ先の見えないコロナ禍の昨今、気分転換にドライブは最適だ。
 そこで今回は北部ドライブをする際にぜひ立ち寄って欲しい名護東海岸二見区の楽しい体験スポットを紹介しよう。

戦後、窮状の中での感謝の歌

 二見といえば沖縄民謡の「二見情話」を思い浮かべる人も多いだろう。毎年名護で二見情話大会という歌唱コンテストが開かれるほど人々に愛されている歌だ。沖縄戦終戦後に南部から二見に避難し、後に二見村長も務めた照屋朝敏氏によって作られた。

 照屋氏が避難した際、二見の人々は自身の食料さえ乏しいにも関わらず土地を貸し渡してくれ、その土地で野菜などを育てどうにか飢えを凌いだという。そのような経験を元に、二見の人々への感謝を込めて作った歌なのだそうだ。

 現在二見には、車を走らせるとどこからともなく「二見情話」が聞こえてくる不思議な道路「メロディーロード」がある。カラクリを知らずに通ってしまうともしかしたら驚いてしまうかもしれない。

車体を通してメロディーが!?

 名護市の西海岸と東海岸を横断する国道329号線・名護横断道路を58合線世冨慶交差点から東向けに走ると、ほぼ脇道の無い山道が二見区まで続く。

 二見に入り、ゆかり牧場跡地に残る守礼門のような門が見える二見交差点を左折すると旧道経由で二見集落へと下っていく。

かつてここに「ゆかり牧場」という闘牛場があった

 この交差点を過ぎて新しい二見楚久トンネル経由で海岸まで下ってしまうと、メロディーロードを通り過ぎるので、下りきった交差点を左折して引き返そう。

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