接種率全国最下位 加速に向けた沖縄県のワクチン対策は万全か

 
沖縄県庁

 新型コロナウイルスの感染拡大防止の「切り札」と位置づけられるワクチン接種。2回目の接種後に感染する「ブレークスルー感染」も多く報告されているが、発症や重症化を防ぐ上でやはりワクチンは鍵を握る。人口10万人当たりの感染者数で全国ワースト、ワクチン接種率も全国最下位にある沖縄県の現在地はどうなっているのだろうか。

接種1回目 目標達成なるか

 ワクチン接種率で全国最下位が続く沖縄県は8月11日、接種を加速化させるための「基本方針」を発表した。市町村の集団接種と個別接種、県の大規模接種、企業などの職域接種を組み合わせ、8月末までに県内人口(148万人)の5割が、10月末までに7割接種1回目を終えることを目標数値に掲げている。10月末で7割が1回目を接種していれば、11月末までには希望する全県民が2回目を完了しているとの見立てを描く。

 8月末が近づく中で、最新の接種率はどうなっているのか。沖縄県のホームページにある県内の全世代の1回目接種率と、首相官邸のホームページにあるものは、やや数字が違う。

 まず県のホームページにによると、以下の通り。

7月26日  … 1回目25.71%、2回目15.85%
8月10日  … 1回目32.79%、2回目23.09%
8月23日  … 1回目38.70%、2回目28.57%

 首相官邸が毎週月曜日に公表しているデータからは、こうなる。

7月26日  … 1回目29.90%、2回目19.20% 
8月10日  … 1回目37.03%、2回目26.62%
8月23日  … 1回目43.20%、2回目32.38%


 県と国の発表に違いがあるのは、国の数字には医療従事者らの接種人数が計上されているためだという(分母に当たる県人口はいずれも「2020年1月1日住民基本台帳」の148万1547人)。

 なお、玉城デニー知事が8月25日に発表したコメントによると、県で把握している医療従事者らの接種人数を加えた1回目接種率は、46.7%になるという。

イメージ写真

 この4週間の推移を見ると、1回目接種率は1日平均0.47ポイントずつ上昇し、沖縄県が基本方針を打ち出した8月中旬以降の伸び率もほぼ変わっていない。基本方針によって接種が加速化したとは数字上言い難く、残り1週間余りで目標の5割に達することができるか、ギリギリのところだ。

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