多彩な角度で「幸せな親子関係」タッチケアサロン経営新垣さん

 

幅広い年代の女性が参加「子どもの世界観を知ってこれからの子育てに」

新垣さんがタッチケア講座で使っている道具(本人提供)

 新垣さんの講座の参加者は、出産後や子育て中に限らず、育児を終えたママなど幅広い年代の女性が多く参加している。タッチケア講座では、嗅覚、聴覚、視覚、触覚、味覚(食育)を育む「5感育」や乳幼児の子育てについて話し、その後の育児講話として胎内記憶教育を伝えている。「胎内記憶って何?」「何のために生まれてくる?」「子ども目線で見る愛の伝え方」「胎内記憶を学ぶ前と後の人生の変化」など自身の経験を交え、母親と子どもに寄り添った子育てを話している。

 胎内記憶教育は、胎児にも記憶や意思があるという考え方。新垣さんは子育て論に胎内記憶教育を取り入れる理由を「まだ言葉が話せない子でも意思を持っているし、しっかりコミュニケーションを取ってその意思を受け取りたいし、応援したい。子ども達の声に耳を傾け、胎内記憶から読み解く子どもの世界観を知り、これからの子育てに、そして自分探しに役立ててほしい」と話す。

食育講座も視野に

 親子関係に苦しんだ過去から、子育てのあり方と向き合い、親子の愛や触れ合い方、伝え方を模索して見つけた道。2児の母として育児をしながら、今後はタッチケアと胎内記憶教育の講座以外にも、食育に関する講座も提供していきたいと計画している。

 「幸せな子育てをみんなができたらいい。子育て中のママに限らず、子育てが終わった人でも親子関係のこじれや溝があると思っていても、いつからでも修復ができるというのを伝えたいし、そのきっかけを作りたい」と抱負を語った。

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