オリオンが缶チューハイ「WATTA」で県民ソウルドリンクとコラボ

 

 オリオンビールの代表取締役社長・早瀬京鋳(はやせ・けいじゅ)氏は、県外出身で、沖縄に赴任した時に、スーパーに並ぶ、本土では見たことがないヨーゴに、「なんだ?この飲み物は?」と気になっていたそうだ。周りの人たちに聞き取り調査をすると、「子供の頃から飲んでいました」とか「沖縄の人はみんな知っている」という声があがり、いつか協同開発をしたいと望んでいた。その思いに社員、技術スタッフが応え実現した。

 早瀬社長は「ひとえに森永さんに感謝。オリオンは〝県民を笑顔に〟がミッション。沢山の試作に取り組んで、数千株の乳酸菌の中からシールド乳酸菌が選ばれた。身体を気遣う〝大人のためのヨーゴ〟が出来ました」と満面の笑みで紹介した。

 一方、沖縄森永乳業株式会社の代表取締役社長・知念良明(ちねん・よしあき)氏は、「近年、ヨーゴの消費者は40代の男性が多い。その世代にはこの新商品を飲んで、あの日、あの頃を思い出しノスタルジックに浸ってほしい。WATTAの消費層の20~30代には、改めてヨーゴを購入していただけるきっかっけになってもらえたら嬉しい」と相乗効果に期待した。

これはどんどん進んでしまいそう

 さて、WATTAヨーゴサワーはどんなモノなのか?まず、缶の上部にはヨーゴの紙パックデザインが施され、中央に「沖縄生まれの」と記されている。肝心な味はどうか・・・グラスに注ぐと・・・「ヨーゴ」らしいほんのり甘い香りが漂う。口に含めると炭酸の爽やかさが広がり、のどごしは滑らか。後味は甘みが残ることもなくさっぱりしていて、ほのかにシトラス系の香りが鼻から抜ける。アルコール度数3%というだけあって、これはどんどん進んでしまいそうだ。

 ターゲットは20、30代女性だそうだが、「夕食後、子供の頃を懐かしく思い出しながらのんびりと飲んで欲しい」とのこと。アルコールが弱い筆者でもちょっと飲んでみたくなる味である。

オリオンビールのラインナップの一部

 昨年6月から発売されている限定商品も今回で5種類目となるが、WATTAヨーゴサワーの限定数は12300ケース。全国展開で通販も取り扱う。昨年発売された、A&Wコラボ商品「エンダーオレンジ」と読谷村いちごコラボ商品「いちごスパークリング」は早々に完売になったこともあり、今回も完売必死。興味のある方はお早めにお試しあれ。

Print Friendly, PDF & Email
次ページ:
1

2


関連記事

おすすめ記事

  1.  サッカーJ3のFC琉球が、第2次金鍾成(キン・ジョンソン)監督体制下の初陣を白星で飾った…
  2. 今季から琉球ゴールデンキングスに加入したアレックス・カーク(左から2人目)やヴィック・ローら=16…
  3.  FC琉球の監督が、また代わった。  サッカーJ3で20チーム中18位に沈む琉球は1…
  4. 戦前に首里城正殿前に設置されていたバスケットボールゴールを再現した首里高校の生徒ら=8月27日、那…
  5.  8月12日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール市民交流室は熱気が渦巻いていた。ステー…

特集記事

  1. 再びFC琉球の指揮を執ることになり、トレーニング中に選手たちに指示を送る金鍾成監督=19日、東風平…
  2. ヴィック・ロー(中央)の入団会見で記念撮影に応じる琉球ゴールデンキングスの(左から)安永淳一GM、…
  3. 沖縄県庁  沖縄県は、地域の緊張を和らげようと、4月から「地域外交室」を設置し、照屋義実副知…
ページ上部へ戻る ページ下部へ移動 ホームへ戻る 前の記事へ 次の記事へ