オリオンが缶チューハイ「WATTA」で県民ソウルドリンクとコラボ
- 2021/2/21
- 経済
オリオンビールの代表取締役社長・早瀬京鋳(はやせ・けいじゅ)氏は、県外出身で、沖縄に赴任した時に、スーパーに並ぶ、本土では見たことがないヨーゴに、「なんだ?この飲み物は?」と気になっていたそうだ。周りの人たちに聞き取り調査をすると、「子供の頃から飲んでいました」とか「沖縄の人はみんな知っている」という声があがり、いつか協同開発をしたいと望んでいた。その思いに社員、技術スタッフが応え実現した。
早瀬社長は「ひとえに森永さんに感謝。オリオンは〝県民を笑顔に〟がミッション。沢山の試作に取り組んで、数千株の乳酸菌の中からシールド乳酸菌が選ばれた。身体を気遣う〝大人のためのヨーゴ〟が出来ました」と満面の笑みで紹介した。
一方、沖縄森永乳業株式会社の代表取締役社長・知念良明(ちねん・よしあき)氏は、「近年、ヨーゴの消費者は40代の男性が多い。その世代にはこの新商品を飲んで、あの日、あの頃を思い出しノスタルジックに浸ってほしい。WATTAの消費層の20~30代には、改めてヨーゴを購入していただけるきっかっけになってもらえたら嬉しい」と相乗効果に期待した。
これはどんどん進んでしまいそう
さて、WATTAヨーゴサワーはどんなモノなのか?まず、缶の上部にはヨーゴの紙パックデザインが施され、中央に「沖縄生まれの」と記されている。肝心な味はどうか・・・グラスに注ぐと・・・「ヨーゴ」らしいほんのり甘い香りが漂う。口に含めると炭酸の爽やかさが広がり、のどごしは滑らか。後味は甘みが残ることもなくさっぱりしていて、ほのかにシトラス系の香りが鼻から抜ける。アルコール度数3%というだけあって、これはどんどん進んでしまいそうだ。
ターゲットは20、30代女性だそうだが、「夕食後、子供の頃を懐かしく思い出しながらのんびりと飲んで欲しい」とのこと。アルコールが弱い筆者でもちょっと飲んでみたくなる味である。
昨年6月から発売されている限定商品も今回で5種類目となるが、WATTAヨーゴサワーの限定数は12300ケース。全国展開で通販も取り扱う。昨年発売された、A&Wコラボ商品「エンダーオレンジ」と読谷村いちごコラボ商品「いちごスパークリング」は早々に完売になったこともあり、今回も完売必死。興味のある方はお早めにお試しあれ。