首里の聖域から出土120点余 県立埋蔵文化財センターで企画展

 

 首里城公園「京の内(きょうのうち)」と呼ばれるエリアは琉球王国時代、さまざまな祭祀が行われた聖域で、中国や東南アジアとの交易でもたらされた陶磁器などが保管された倉庫もあった。県立埋蔵文化財センター(西原町)では京の内の発掘調査で出土した貴重な品々を展示する企画展「首里城京の内跡出土品展‐発掘された倉庫跡‐」を開催している。入場無料。

初の試み”原寸大の発掘現場”

 展示会場には1994年から3年間かけて調査が行われた倉庫跡の発掘現場写真がおよそ4m四方の原寸大で貼られていて、実際にその場に立ったような臨場感で、写真の上に立って見ることができる。さらに発掘されたものや状態の説明書きもある。説明してくれたセンター調査班の玉城綾(たましろ あや)さんは”分かりやすさ”も追求した企画展初の試みだと語る。

 「(発掘された)青磁のお椀を見ると14~15世紀中ごろの陶磁器だということや錠前、蝶番が発見されたこと、さらに地面の色が周辺と違うなど火事があった痕跡や規模から文献を当たると1459年の火災で焼けた倉庫跡だということが特定できました。(写真の上に貼られた)コメントも読みながら当時の様子を少しでも感じてもらえたらと思います」

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