浦添市長選が告示 軍港移設、玉城知事の対応焦点
- 2021/1/31
- 政治
31日午前、告示の届け出を済ませた松本、伊礼両氏は浦添市内で第一声を上げた。
市伊祖の事務所前で出陣式を開いた松本氏は「不安を煽り分断せず私たちはいま、心を一つに、連帯してこの街の未来に向かって歩いていこう」と呼び掛けた。
軍港の移設先となる市西海岸で出発式に臨んだ伊礼氏は「市民のための政治を実現する。軍港建設は絶対に許さない浦添市長になる」と訴えた。
新しいカタチの選挙とは
浦添市選挙管理委員会によると、告示前日の1月30日現在の有権者数は9万964人(男性4万3552人、女性4万7412人)。市長選では新型コロナウイルスの感染防止の対応策や、市民生活の向上なども重要争点だ。
新型コロナの影響で、松本氏、伊礼氏ともに総決起大会を無観客としたり、街頭で縮小して開いたりと試行錯誤の対策を強いられている。
同日投開票の浦添市議選も含め、市内各地で攻防が繰り広げられるが、先日の宮古島市長選では選挙戦関連のコロナ感染者が相次いだ。投票率低下が予想される中で、密を避けながらいかにして多くの有権者に支持を訴え、投票所に足を運んでもらうか。選挙戦の「新しいカタチ」をいかにつくっていくかも問われる1週間となる。