戦後の日本独自のキッチンを開発したのは琉球国王の末裔だった
- 2020/11/22
- 社会
タコさんウィンナー
ウチナーキッチンサプライズはまだまだ続く。
今回紹介した尚明氏の妻は尚道子さんという方で、当時のそのような厳しい生活状況の中にあっても常に工夫した料理を考え、ついには都の主催する料理コンクールで優勝を果たすまでになった。
それが転機となり、NHK『今日の料理』の出演を20年も務めることとなる。
そして日本人なら誰でも食べたことがあるはずである、あの子供に大人気『タコさんウィンナー』を考え出した方でもあるのだ!
その道子さんの次男、尚承さんも料理家で、あの朝の連続ドラマ小説『ちゅらさん』では沖縄料理の指導にも当たったという。
さらには、尚道子さんの妹さんは岸朝子さん。そう。料理記者であり、食生活ジャーナリストであり、あの一世を風靡した料理番組『料理の鉄人』で「おいしゅうございます」という名ゼリフを残したあの岸朝子さんなのだ。
さらにさらに驚愕な事実。
こちらのご姉妹、なんと。前回お届けした、大宜味出身で「世界の牡蠣王」として名高い「宮城新昌」氏の娘さんたちなのである。
驚きの連続であるが、ここにも言ってみれば、我らがウチナー発で今や日本の定番となっているスタンダードがいくつもあるわけなのである。
しっかりと先人たちの計り知れない偉業を受け止め、誇りを持ち、これからの日々の生活の活力に結び付けていってもらえればと思う。