工事開始で安全祈願 那覇市第一牧志公設市場

 

1日も早い完成を

 祈願式では工事の安全のための祈りが捧げられ、関係者による玉串奉納や鍬入れが執り行われた。

鍬入れを行う関係者ら

 式終了後、城間幹子那覇市長はあいさつで「今日のこの日を待ちかんてぃーしていた。いよいよ本工事に着手できることを、発注者として喜んでいる。仮設市場で営業中の方々からも早期再開を望む声がたくさん届いている」と述べ、工事進行の口火が切られたことへの期待感を示した。また、新型コロナウイルス感染拡大による影響について触れ、「観光をはじめ各業界大打撃を受けた中で、中心市街地がかつてのにぎわいを取り戻して、さらなる発展を遂げるために市として尽力していく」と力を込めた。

 那覇市中心商店街連合会の上原正敏会長は「市場が閉場してから1年3ヶ月。工事がいよいよ始まると思うと胸が熱くなる。いろいろな問題を1つ1つ乗り越えて今日を迎えられることを嬉しく思う」と思いを語った。

 施工者を代表してあいさつした國場組の國場幸一会長は、工事現場の立地などに言及し「難工事になる」としながらも、「かなり厳しいが、普段以上に気をつける。地元の皆さんの生活の場を1日も早く無事完成させられるよう、安全に工事を邁進していきたい」と述べた。

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