南米のサッカー名門クラブで指導者、五輪で通訳も 県出身平安山さん
- 2020/10/13
- エンタメ・スポーツ
また、海外トップチームの監督の指導論など発言の翻訳も行う。
「グアルディオラ監督のインタビュー動画などを探して翻訳すれば、それもチームの指導者達への貢献になる。Jリーグのトップクラスの指導者にとって平安山の指導論は興味ないかも知れませんが、グアルディオラ監督の指導論なら興味あるのではないでしょうか」
首脳陣やコーチ陣へ指導論や育成法を提案する他、広報やマーケティングでも通訳以上の存在となって貢献できることはたくさんあるとまだまだ話が尽きない。
面白いことに、語学面でも活躍が光る平安山さんだが、実は高校時代までは英語すら大の苦手だったという。
「高校の英語テストで平均点を超えた事はほとんどない。そんな私が通訳としてのキャリアを築いていたり、振り返ってみると自分でも不思議な感覚です」と笑って言った。
「だからこそ、今は語学が苦手という人も、頑張れば通訳になれると自信を持って言える。語学力があれば海外の情報を持ってこれるという点で存在感を発揮出来る」と強みを強調した。
いつか故郷・沖縄へも届けたい「サッカーで元気」
平安山さんの夢は「サッカーで日本を元気にすること」。その中に故郷・沖縄も含まれている。
「南米や欧州のサッカーの知識やノウハウを県外だけでなく沖縄にも還元したい。例えば、どんなサッカー指導、分析、作戦、経営をしているか、サッカーファンを増やしているのかなど」
「沖縄にも日々努力する指導者は増えているので、島国でも外から知識が流れてくるシステムが構築出来ればレベルは一気に上がる。僕は外から知識を持ってくる役目で、現場にいる指導者に知識を還元することで沖縄のサッカー界に貢献し、サッカーで沖縄県民を幸せにしたい」と熱く語る。
今後は沖縄での指導者講習会も視野に入れ、「将来はJクラブの社長、GM、育成ダイレクター、日本サッカー協会の技術委員などの職に就いて、日本サッカーに貢献することが目標」と掲げている。