ドッジボールに込める指導者の“願い” 小学生強豪「松島魂図」

 

 県内小学生ドッジボール大会で目覚ましい活躍をみせる松島学童クラブのドッジボールチーム、松島魂図(たましいず)。常に上位を争いながらも子どもたちの生き生きとした表情が印象的だ。指導者の思い、そしてインパクトあるチーム名の由来を取材した。

優しい木陰のもと

 多くの車が行き交う環状2号沿い、那覇市立病院の裏手にある高台の小さな公園グラウンド。ガジュマルの木陰が元気に声を上げる子どもたちを優しく包み込んでいる。

 「子どもたちを土に触れさせたいと思って探していたら、この場所に巡り合いました。風も気持ちいいでしょう?熱中症になる子もいません」

 笑顔で話すのは新垣泰一郎(あらかき たいいちろう)さん。公園の目の前に引っ越してきて13年になる松島学童クラブの代表、そして県内でも指折りの実績を持つドッジボールチーム「松島魂図」の監督を兼務。市立松島小学校の子どもたち約30人が参加して放課後に練習を行っている。

松島魂図の新垣泰一郎監督(右)と妻・正枝さん

チームに入る約束事

 魂図に入るには1つだけルールがある。それは週に1回、土曜日に行う早朝練習に参加すること。練習とはいえ、まず行うのは日ごろ使用している公園の掃除だ。朝6時半ごろにはスタートする。地元、松島小学校の子どもたちのためにと、自治会など地域の人たちが練習に使うことを理解してくれている。感謝の気持ちを表す、そのために早起きを促すのが新垣監督の思いだ。

 「ドッジボールは2番目だよと。まずは掃除をすることで脳が活性化すると私流に考えてね。どこでも(スポーツチームは)率先してやっていると思いますが、掃除、片付けが一番いいですね。それができる子というのは次に何をやるかという思考が身についてきます」

Print Friendly, PDF & Email
次ページ:

1

2 3

関連記事

おすすめ記事

  1.  安室奈美恵、MAX、DA PUMP、SPEED、知念里奈、三浦大知…沖縄発で今現在も大活…
  2.  感染者数は依然として収束を見ないが、「ウィズコロナ」の広がりから徐々に国内からの入域客数…
  3.  サッカーJ2のFC琉球が、いよいよ崖っぷちに追い込まれた。  琉球は9月18日、沖…
  4.  9月11日は沖縄県知事選挙の投開票日。その日は他にも、県議補選(那覇市・南部離島選挙区)…
  5.  沖縄県の八重瀬町出身で、3人制バスケットボール(3×3)の元女子日本代表である伊集南さん…

特集記事

  1.  2022年“選挙イヤー”の沖縄で最大の政治決戦となる9月11日の県知事選は、米軍普天間飛…
  2.  今年で本土復帰から50年の節目を迎える沖縄。9月11日には14回目の県知事選挙が行われる…
  3.  コロナ禍に突入してもう2年半が過ぎた。「もうすぐコロナ禍が終わるはずだ」と希望を抱き続け…
ページ上部へ戻る ページ下部へ移動 ホームへ戻る 前の記事へ 次の記事へ