旅行社社長が語るコロナ禍のリアル(下)

 
東亜旅行社の林国源社長

——「和の文化」で思い出しましたが、浴衣を着て街を歩いている女の子をよく見かけました。“哈日族”は健在だと実感しました。彼女たちのニーズにも応えたいですね。

「台湾は今、史上空前の国内旅行ブームです。台湾近海の周遊クルージング、空の遊覧飛行など盛況です。一方でアンケートを取ると、渡航制限が解除されたら行きたい海外のナンバーワンは日本なんです。台湾から見る日本は、清潔で人々は礼儀正しく秩序が保たれています。沖縄はさらに『うとぅいむち』の心、つまりホスピタリティーがどこよりも強く、心から歓迎されていると実感できます」

——それだけに往来が中断しているのがとても残念です。

「日本はまだまだ経済大国で、日本人はあれほど清潔好きでエチケットも守るのに、なぜここまで感染が拡大したのか不思議でしょうがないと、多くの台湾の人々は思っています。一日も早く渡航制限が解除されて、かつてのように自由に行き来できる日が訪れてほしいです。

 旅行業に携わる者としては、来シーズンの始まる4月の予定を立てたいので、日本政府には年内せめて12月までに終息の見通しを示してもらいたいです。そうすれば、会社としても計画を立てられるというものです」

——「台湾生まれ沖縄育ちのうちなーんちゅ」だからこそ言える貴重なお話でした。本日はありがとうございました。

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友寄 貞丸

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伊江村出身。1990年から主に中国、台湾の取材執筆活動を続ける。2014年11月Uターン。著書に『雲南哀楽紀行』(愛育社)など。国境を越えても一線を越えない旅と取材を信条とする。

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