格上ニュージーランドに1勝1敗 25日開幕の沖縄バスケW杯に臨む日本代表

 
味方の好プレーを喜ぶバスケ男子日本代表のメンバー=8月4日、群馬県のオープンハウスアリーナ太田©Basketball News 2for1

 8月25日に沖縄などで開幕するFIBA男子バスケットボールワールドカップ(W杯)に向け、日本代表(FIBAランキング36位)は2、4の両日、群馬県のオープンハウスアリーナ太田でニュージーランド代表(同26位)と国際強化試合を行い、1勝1敗で星を分けた。第1戦は79ー72で逆転勝ちを収め、第2戦は75ー94で一度もリードを奪えずに敗れた。

 琉球ゴールデンキングスに所属するセンターの渡邉飛勇は2戦とも出場し、第1戦は10得点、7リバウンド、第2戦は2得点、2リバウンド、1ブロックを記録した。

Bリーグ“MVP”河村勇輝が復活

鋭いドライブを仕掛ける河村勇輝©Basketball News 2for1

 第1戦は出だしこそ体の強いニュージーランドのプレーに圧倒されたが、負傷から約2カ月ぶりに実戦復帰したPG河村勇輝が攻守に活躍し、日本が前半で逆転。41ー40と1点リードで折り返した。

 後半も各選手が攻守で強度の高いプレーを貫き、高さや体の強さで劣りながらもオフェンスリバウンドでは相手を1本上回った。主将のPG富樫勇樹、SG馬場雄大、SG富永啓生、渡邉の4人が二桁得点を挙げ、勝ち切った。

 一方、第2戦はニュージーランドがさらにプレーの強度を高め、試合開始からオールコートでプレッシャーを掛けられて主導権を握られた。それに対し、日本は河村や富樫、SF比江島慎らが3Pやドライブからの得点で応戦。しかしリバウンドの本数で21本対45本と圧倒され、最後まで大きく流れを引き戻せることなく、完敗した。

渡邉飛勇 次戦で「100%に戻る」

落ち着いたゲームコントロールでチームを引っ張る富樫勇樹主将©Basketball News 2for1

 7月22、23の両日にアウェーであった韓国との強化試合を含め、直近の4試合をエースで身長206cmのSF渡邊雄太と帰化選手で208cmのジョシュ・ホーキンソン抜きで戦い、いずれも1勝1敗だった日本。それを念頭に、富樫主将は4日の試合後にこう語った。

 「韓国戦とニュージーランド戦をジョシュと雄太抜きで戦い、本当にいろんな選手がステップアップできた4試合だったと思う。2人が入ってきて、さらにチームとして良くなっていけるようにやっていきたいです」

リバウンドやブロックなどゴール下で存在感を示した渡邉飛勇©Basketball News 2for1

 その言葉通り、ビッグマンの人数が限られている中、渡邉飛勇も存在感を示した。第1戦ではリバウンドのほか、河村との合わせからゴール下で強烈なワンハンドダンクを決め、第2戦では高い跳躍力を生かしたブロックショットでも会場を沸かせた。

 4日の試合後、渡邉は「1戦目はベストゲームだっと思うけど、2戦目は全然足りなかった。フィジカルは悪くなかったけど、オフェンス、ディフェンスともにスムーズにできなかった」と2試合を総括した。7月8、9の両日に静岡県であった台湾との強化試合では体調を崩して欠場し、まだコンディションが万全ではないというが、次戦では「100%に戻ります」と見通した。

 日本代表は今後、東京の有明アリーナで15日にアンゴラ(FIBAランキング41位)、17日にフランス(同5位)、19日にスロベニア(同7位)と最終強化試合を行い、25日からのW杯本番に臨む。

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長嶺 真輝

投稿者記事一覧

ながみね・まき。沖縄拠点のスポーツライター、フリーランス記者。
2022年3月まで沖縄地元紙で10年間、新聞記者を経験。
Bリーグ琉球ゴールデンキングスや東京五輪を担当。金融や農林水産、市町村の地域話題も取材。

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