コラソンが“大型”補強!180~190cm台の外国籍3人加入 7月開幕、プレーオフ目指す

 
新シーズンに向けて結束力を高める琉球コラソンの東江太輝主将(2列目左)や東江正作監督(同右)ら=23日、那覇市松尾のカフーシリュウキュウ

 7月8日に開幕する2023-24シーズンに向け、日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンが大型補強を敢行した。

 チームは23日、那覇市内で記者会見を開き、新シーズンの体制を発表。新人選手2人に加え、身長192cmでエストニア出身のイェスペル・ブルーノ・ブラマニス(25)、192cmで台湾出身のパン・エンジャー(26)、182cmで台湾出身のウー・ユクシー(25)の外国籍選手3人を新たに獲得した。

 昨季は190cm台のコートプレーヤーが一人もいない小柄なチームながら、前からプレッシャーを掛ける激しいディフェンスと素早い攻守の切り替えで前シーズンから勝ち星を2倍に伸ばし、8勝13敗1分で12チーム中7位と順位も二つ上げた。今季は14-15シーズン以来2度目となるプレーオフ進出(4位以上が条件)を目標に掲げ、大幅なサイズアップで戦力強化を図った形だ。

ブルーノはオランダなどで活躍 台湾の2人は左利き

新たに加入する外国籍選手の(左から)イェスペル・ブルーノ・ブラマニス、パン・エンジャー、ウー・ユクシー(コラソン提供)

 ブルーノはオランダやエストニアのチームで活躍してきた選手で、ポジションはレフトバック。父親は、チーム最年長47歳の田場裕也選手兼コーチが湧永製薬に所属していた頃のチームメートだという。体重は90kg。

 韓国リーグでのプレー経験があるエンジャーは、コラソンでは貴重な存在となる左利きの選手。ライトバックで、体重は95kg。

 ユクシーも左利きで「とても能力が高いプレーヤー」(水野裕矢代表)だという。ポジションは右サイドで、体重は85kg。1月にコラソンが開いたトライアウトに参加し、入団に至った。

「重大発表」として新外国籍選手を紹介する水野裕矢代表(右手前)

 エンジャーとユクシーはまだ入国手続き中だが、3人とも開幕までにはチームに合流できる見通し。日本リーグは来季の2024-25シーズンから、競技レベルやビジネス面の向上を目指して新たなプロリーグに移行する準備を進めており、水野代表は「新リーグでも戦っていける戦力を整えたい気持ちもあり、外国人選手たちの力を借りる選択をしました」と説明した。

 その他、新人選手としてゴールキーパーの髙井隼平、コラソンが運営するユースチーム出身で、左右サイドをこなせる宮城佑汰が加入した。

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