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働き方2.0芸人ニッキー③フリーランス役者・西平寿久さん対談
- 2022/8/8
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ハイサイ!沖縄とアメリカのハーフ島ハーフ芸人のニッキーです!フリーランスをテーマにしたこちらのコラム。今回からいよいよ!フリーランスな働き方をしている方にお話を伺っていきたいと思います!
第一回目は沖縄でフリーランスの役者として活動している西平寿久さんにインタビューさせてもらいました。
西平寿久さんは18歳から名古屋で役者としてのキャリアをスタートし、今年で20年になります。最初は名古屋の役者アカデミーに所属していて、そこからフリーランスに転身。東京での活動を経て、現在は主に沖縄の舞台や映像作品に出演中です。自ら役者スクールをオープンし舞台の会場を運営するなどして、勢力的に若手の役者に演技や役者としての生き方を伝えています。これまでの主な出演作品は『島守の塔』『ミラクルシティコザ』『琉球トラウマナイト』など。映画、ドラマ、CMに多数出演しています。
西平さんにフリーランス役者として活動する方法やアドバイスを伺いました!
フリーランスとして活動「自然の流れでした」
ニッキー:本日はお時間ありがとうございます。たくさんお話を聞けるのを楽しみにしています。そして役者活動20周年おめでとうございます!
西平寿久(以下:西平):ありがとうございます!
役者活動を始めて20年経ったけど、演技を始めたばかりの人よりも自分の方が下手になってるんじゃないかと思ったりする。というのも、最初の頃には見えなかったような、次の目標とかが見えてきちゃうんですよ。経験を重ねるからこそ気づくことがあると思ってるんです。
二ッキー:ハングリーですねー。早速ですが、どのようにフリーとして活動していくようになるんですか?
西平:25歳ぐらいで東京に行ってからはフリーですね。
名古屋の事務所にいるときは舞台がNG、映画やテレビはギャラが安いから出れませんでした。僕としては、舞台をやっている他の先輩方を見てると力が付いて演技力が上がるのは間違いないなって思ってたんで、本当は舞台をやりたかったんです。
東京に行くときはもうフリーとしてやろうって決めてました。
事務所に入らなかった一番の理由は、売れてる人たちは個人事務所が多いんですよ。好きな俳優さんとか割とちっちゃい事務所にいました。
二ッキー:実際東京に行っていろいろ見たからこそ、小さい個人事務所でもしっかり活動できるということに気づいたんですね。
どうして沖縄に戻って活動しようと?
西平:東京の演劇仲間と沖縄公演をするとなって、そのときに初めて自分で脚本を書いて。キャストは10何人いて、ウチナーンチュは僕しかいなかったけど、沖縄のお客さんが500人集まったんですよ。
僕の周りの人がめちゃめちゃ動いてくれて。500人なんて知り合い、自分にはいないですよ(笑)
その舞台のお客さんの顔とか空気とか、それを感じて「これは沖縄でやるべきなのかな」って思わされて、その後帰ってきました。フリーで役者の活動するのは自然の流れでしたね。
沖縄でいろんな事務所も見学もさせてもらって「でも何か違う、自分で立ち上げた方がいいな」と思って、自分で劇団を作ったのがスタートなんです。
二ッキー:事務所所属の役者とフリーの役者の違いは?
西平:事務所が断る案件が転がり込んでくることでしょうね。仕事を貰えた時は嬉しかったですね。現場経験が欲しかったので全部の案件が嬉しかったですね。
予算があまりない自主制作の映画とか。でも、このスタイルでいたからこそいろんな繋がりができました。