「ゼレンスキーです」批判受け謝罪 沖縄県の玉城知事
- 2022/5/25
- 政治
沖縄県の玉城デニー知事は25日、米軍基地問題に関する有識者会議の冒頭に自身のことを「ゼレンスキーです」と発言し、冗談だと釈明したものの、その後に批判を受けて「不用意な発言だった」と謝罪した。
発言が飛び出したのは、同日午前に県庁と有識者をオンラインで結んで開催された「米軍基地問題に関するアドバイザリーボード会議」。冒頭に玉城知事が入室した際、ウクライナのゼレンスキー大統領についての話が出ていたという。
午後の記者会見で、玉城知事は、「席に着く際、他意もなく『ゼレンスキーです』と言って座った。すぐ、『すいません、冗談です』とお話をさせていただいた」と述べた。
その上で、「皆さまに相当、心配とご迷惑をお掛けして、そこについてはお詫び申し上げたい。ロシアによるウクライナ侵攻が解決の道筋が見えないという非常に困難な中で、一日も早く停戦に向けて国際社会が呼び掛けていくことが肝要で、平穏な生活を一日も早く取り戻してほしいというのが私の偽らざる気持ち。他意もなく、不用意に発言をしたことによって、皆さんにご心配をお掛けしたことについては、心からお詫びしたい」と謝罪した。
また、沖縄戦を経験した県の知事としての認識を問われた「ウクライナの状況を軽んじていることは、毛頭ない。誤解を招くような発言だったことは、本当にお詫び申し上げたい」と語った。
(記事・写真 宮古毎日新聞)