ミセス・オブ・ザ・イヤー世界大会に南城市出身の西村綾織さん

 

ミセス・オブ・ザ・イヤー世界大会に出場する西村綾織さん(右)

 世界に比べて男女格差が大きいとされている日本。ジェンダー平等社会の実現を目標として発足したコンテスト「ミセス・オブ・ザ・イヤー」(アイビー・エンタテイメント主催)の世界大会に、沖縄県内在住で琉球舞踊家の西村綾織(あやの)さん(40)が日本代表として出場することが決まった。世界大会は、4月6〜10日に東京で開催される。西村さんはブリリアント部門(20〜42歳)に出場する。今の思いを聞いた。

琉球舞踊、モデルなど多方面で活動

 沖縄県南城市佐敷出身の西村さんは「玉城流喜納喜利の会」師範の母・西村利江子さんの影響で、3歳から琉球舞踊を始めた。沖縄県立芸術大学、同大学院を卒業後、2004年に琉球新報社主催「琉球芸能コンクール舞踊部門」で最高賞受賞。2008年に琉球舞踊教師免許を取得した。

 玉城流喜納喜利の会の師範、琉球舞踊保存会の伝承者として、沖縄県内外、海外約30ヶ国で舞台活動し、後継者育成をする傍ら、琉球舞踊を通して他ジャンル(洋楽・邦楽)との共演、アーティストの振り付け、創作舞踊の脚本、演出、振り付けも手掛けている。

 2020年には、日本の伝統芸能分野にて初めて「GOOD DESIGN AWARDS 2020」を受賞した。 また、モデルや女優、タレントとしてもテレビやCMなどで活動している。プライベートでは、2009年に沖縄県出身の夫と結婚。二人の子を育てる母である。

「玉城流喜納喜利の会」師範でもある西村綾織さん
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