「沖縄芸人」を観光資源に!東京ツアーで爆笑をかっさらった日

 

 こんにちは。沖縄で芸歴10年目のお笑いコンビ「しんとすけ」のツッコミ担当「首里のすけ」です。2021年の1月からは、所属している芸能事務所「オリジン・コーポレーション」の代表も務めています。

 この記事をご覧になっている方の中にも、沖縄に来た際のエンタメとして沖縄料理とオリオンビール・泡盛と共に、三線・沖縄民謡・琉球舞踊などを楽しまれた事がある人は多いと思いますが、沖縄のお笑いを観たことがあるという方はごく僅かだと思います。

 「関東芸人」「関西芸人」というくくりはよく耳にしますが、実は日本の地方都市で「○○芸人」というジャンルを確立しているのは「沖縄芸人」を含め、数少ないのです。他に「福岡芸人」や「北海道芸人」もありますが、沖縄が人口約150万人弱の県ということを考えれば、かなり盛んに独自のお笑いが発展し続けている土地だと言えます。

 僕は前出の伝統的な沖縄文化に加え、沖縄芸人のお笑いを観光資源にすると、観光客・沖縄芸人・沖縄県の三方良しになると考えます。

「沖縄好き」との好相性

 先月12月18日に「JTAで行くオリジンお笑いライブin東京」というお笑いライブを新宿のハーモニックホールで行いました。結果から言うと、手前味噌ですが大成功。オープニング企画から・ネタ・エンディング企画に至るまで終始大盛り上がりのライブとなりました。

 なぜ、東京というお笑い激戦区で沖縄芸人がこれほどまでに爆笑を掻っ攫い、お客様の心を掴むことが出来たのでしょうか。それは、第一に「沖縄好き」のお客様が全国に沢山いらっしゃるという事です。高等学校の修学旅行先のランキングにおいては、統計の確認できる2012年〜2019年で沖縄県は毎年1位にランクインし(https://jstb.or.jp/publics/index/48/)、関東圏の沖縄料理店の数は食べログに登録されている店舗で、実に800店舗以上あるのです。(https://tabelog.com/tokyo/rstLst/okinawafood/

 今回のライブでは沖縄に行くワクワク感を演出するために、ライブ会場を地元の航空会社であるJTAさんの機内に見立て、紅型があしらわれたヘッドレストカバーを各座席に設置、オリオンビールさんから提供を頂いたビールを沖縄土産として全員にお配りするなど、開演前から「沖縄好き」のお客様に喜んで頂けるように工夫をいたしました。

 そして開演後は芸人の力量が試される場となる訳ですが「沖縄芸人」は本人の自覚ある無しに関わらず、必ず「訛り」や独特な「言い回し」が言葉の端端に現れます。通常であれば「伝わりづらい」という、お笑いにとって弱点になることも、「沖縄好き」のお客様との相性は抜群です。沖縄感を出せば出すほどプラスに働くので、沖縄の地名・琉球舞踊・三線・ウチカビなど、沖縄独特な文化をネタにしても、受け入れられるという訳です。ちなみに、M-1グランプリ2010で準優勝し、独特な間と訛りで全国に衝撃を与えたスリムクラブさん(現吉本興業所属)もオリジン・コーポレーションのOBです。

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