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「#積極的にハゲる」で総再生回数2000万回の男が必ずハゲたい理由
- 2021/12/14
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「まずは髪の毛の流れに沿って一度剃ります。そして締めの『逆剃り』でしっかり剃ります。最初から逆向きにすると頭皮が反発して痛くなるので」。仲宗根さんは続ける。「刃で無理矢理向き合ったら必ず反発が起きるのは、社会や物事と同じです」
目指すべきは「シンプルな生活」
仲宗根さんが「#積極的にハゲる」のは、爽快感だけが原動力ではない。普段から「シンプルな生活」を心掛けているからだ。
体づくりやトレーニングにも精を出す仲宗根さん。公園の鉄棒などの健康器具でトレーニングをする「ストリートワークアウト」を行いながら「ロボコップゆうぞう」のステージネームでパフォーマンスをしたり、沖縄県内のテレビCMに出演したりしている。
隆々とした筋肉は、マシン器具を使ったりプロテインを飲んだりせずに、自重トレーニングと沖縄料理で培ってきた。「プロテインが体に合わず、逆に慢性疲労気味になってしまっていたので自分に合った方法にたどり着きました。マシントレーニングとプロテインが世の中の主流ですが、自分は市場と真逆に全力疾走しています」
このように、周りに流されることなく「自分に合ったライフスタイル」を追及している仲宗根さん。髪の毛が生えなくなることで、今後頭を剃る手間も省け、家族や友人と過ごすなど好きなことに時間を充てることができるという。
そもそも坊主頭を続けること自体にもメリットを見出している。
「シャンプーもトリートメントも、石けんも要りません。お湯だけで皮脂を落とすことができます。床屋に行かなくていいので、お金も時間も節約できます。カミソリはしっかりと研いで使い続ければ、1つの替え刃で3カ月間は持つので、一番経済的です」
「タッペー」に悩んだ半生
話を戻して高校時代。丸刈りにしてみた仲宗根さんは、初めて自らの頭部のフォルムを知ることとなった。このことが30代初めごろまで長らく続く仲宗根さんのコンプレックスとなる。「頭の形が悪いということを認識しました」
沖縄の言葉では、後頭部が平らな、いわゆる「絶壁」の頭の形のことを「タッペー」と言う。似たような言葉は他にもあり、例えば、逆に後頭部が出っ張っているタイプは「ガッパイ」と言われる。
「自分がタッペーであることを友人にからかわれるようになって。なんとなくは自分でも分かっていたんですけど、からかわれるほどではないんじゃないかなぁ、ぐらいに思っていました。それに当時、一番仲良くしていた友人がガッパイだったんですよ。宇宙人かって思うぐらいガッパイで。タッペーの隣にガッパイがいて2人で歩いてたら、露骨に目立って余計からかわれました」