衆院沖縄選挙区「2勝2敗」でオール沖縄に衝撃
- 2021/11/3
- 政治
衝撃広がるオール沖縄
沖縄3区で議席を失い、オール沖縄勢には衝撃が広がる。
3区は玉城デニー知事の衆院議員時代の地元選挙区だった。11月1日、玉城知事は「有権者の審判を厳粛に受け止めたい。『辺野古は反対』は依然多いが、今回はコロナで厳しい経済対策をやってほしいという要望が強かったのではないか」と振り返った。
辺野古の問題では、政府が沖縄県に軟弱地盤の改良工事に向けた設計変更申請書を提出しており、玉城知事がこれを認めるか否か、その判断時期が迫っている。玉城知事が認めない公算は大きいが、今回の衆院選の結果が与える影響は大きく、来秋の知事選まで求心力を繋ぎ止められるか、正念場を迎えている。
一方で、年末には沖縄振興予算の来年度予算案が固まる。夏の概算要求段階では2998億円と10年ぶりに3000億円を下回ったが、その後、岸田政権に交代し、衆院選では沖縄から自民4人が国政に復帰する。西銘は11月10日にも発足する第2次岸田政権でも引き続き沖縄北方担当相となる見込みで、予算折衝の過程で政権与党に属する沖縄の国会議員らが担う役割も注目される。