沖縄VTuber根間うい活躍中!国際通りを救うCD発売 県経済にも貢献
- 2021/10/26
- エンタメ・スポーツ
401人からの支援で実現できたアルバム
同作には、根間ういの魅力の一つである滑らかなハイトーンボイスが印象的なダンスチューン『青々』、県出身バンド「What at lazz」とコラボした疾走感あふれる『スタートダッシュ』など多彩な楽曲が詰め込まれている。
今回のアルバム『Ui♡Okinawa』の発売は、多くの人の支援があってこそ実現できたものだった。「おきなわ部」のライブがコロナ禍で叶わなくなったため、バーチャルライブの開催に向けてクラウドファンディングで支援を呼び掛けていたところ、当初目標額の100万円をわずか3日間で達成。その先の追加目標としてアルバム制作が掲げられていた。最終的には401人から約436万円の支援が集まったことで、アルバムやミュージックビデオが完成した。バーチャルライブ時代には約1200人を動員した人気ぶりだ。
根間ういは今作発売について「いつも支えてくださって本当にありがとうございます。応援に応えられるように頑張り続けます」とお礼の言葉を述べた。
CD販売利益からの寄付を受ける国際通り商店街振興組合連合会の真喜屋稔理事長(イタリアントマトカフェジュニア代表)は、書面にて「(コロナ禍での)危機的状況の中、根間ういちゃんの活動によって今まで知られていなかった沖縄の魅力がたくさん伝わっていると思います」「国際通りの感染症対策や魅力発信などに役立てていきたいと思っております」と感謝した。
県経済にもすでに貢献
今回のアルバムによる寄付だけではなく、すでに根間ういにはコロナ禍の沖縄に経済面でも貢献しているという実績がある。
久米仙酒造と共同で作り上げたチョコレート泡盛のリキュール「ちょこもり」は、昨年秋に1000本限定で発売、2週間ほどで完売したことから、レギュラー商品としての販売が決まった。ことし8月にはちょこもりを提供するキッチンカーも登場し、那覇市のパレットくもじなどで展開している。
新型コロナの影響で打撃を受けた国際通りのお土産店で、商品が大量に余って廃棄処分せざるを得ない状況に立たされた時は、根間ういが商品をSNSで全国に発信し、3週間ほどで約800万円分を全て売り切った救世主にもなった。