遠山光一郎の「沖縄VSアジア国際都市」3:=国際的知名度 、ブランディング=
- 2021/6/28
- 経済
国際都市と呼ばれる都市は、当然ながら国際的な知名度が高い。知名度は歴史的な背景、その国の大都市、歴史的な事柄があった場所、国際的に大きなイベントなどが行われた場所、人々に語り継がれてきた、各国のメディアで紹介された、などのさまざまな要素があり、その全てが蓄積され積み上げられてきたものと言えるであろう。
その国の首都でない都市や歴史が浅い国などは、さまざまな形でその都市の話題を作り出し、独自性の構築、観光関連マーケティング活動などで知名度を上げることに尽力している。その国独自の観光キーワード、スローガンがあり多くの国や自治体がマーケティングに使用している。
その中で初期の段階からいち早くスローガンを活用して、観光やイメージ作りに大成功した良い例はタイの『Amazing Thailand』ではないであろうか。タイの豊富な観光資源や微笑みの国と言われるホスピタリティーがうまく表現されたオリジナリティのある素晴らしいスローガン、キャンペーンである。沖縄県でもアジアを中心に観光キャンペーンやイベントで使用したスローガン「Be.Okinawa」はなかなかいい成功例であると考える。ロゴやそれに付随する画像や映像などで沖縄の空手や芸能、美ら海などの施設、またウチナーンチュのイメージをうまく表現している。 更に進化をして他と違うブランド作りを継続して欲しいと願う。