アクセサリーで心をハッピーに♪沖縄の人気バイヤーAKINAWANさん

 

 みなさんハイタイ!沖縄音楽とポップスを融合した新たな沖縄音楽を発信する「リュウキュウノツカイ」のチャキです。私がお届けするこの記事では、沖縄の未来を切り開く、かっこいい女性を紹介していきます!

 今回のゲストはSNSを中心に、沖縄の若い女性から大人気のアクセサリーバイヤー「AKINAWAN」さんに、アクセサリーに対する想いや、バイヤーを始めたきっかけなど、普段は見えないAKINAWANさんをインタビューさせていただきました。

キッカケはおしゃれ雑誌の影響で始めた「洋服のリメイク」

 現在はネット通販を中心にアクセサリーを販売しているAKINAWANさんですが、元々はハンドメイドでアクセサリーを制作していました。

 中学生の頃から、着なくなったデニムをアレンジしてバッグにしたり、デニムのパンツをスカートにアレンジしたり、服やバッグにワッペンを付けたりして「自分が欲しいもの」を作っていた事が、今のアクセサリーバイヤーに繋がっていると話します。

「当時流行っていた『ジッパー』という雑誌にかなり影響されて、自分の欲しい服やバッグを作っていました。もともと私の母も趣味でアクセサリーを作っていたこともあって『自分で作る事』に対するハードルが高くなかったんだと思います」

アクセサリーに対する思いなどを語るAKINAWANさん=2020年12月、宜野湾市内

 学生の頃から「欲しいものは自分で作る」という事を自然にやっていたAKINAWANさんは、前職を辞めた事をきっかけに2014年から本格的にアクセサリーの制作を始めました。当初は、シェル(貝殻素材)やサンド(砂素材)といった沖縄の海や自然をイメージするようなアクセサリーを作っていました。

 作ったアクセサリーの販売先は、自身で飛び込み営業をしたり、イベントへの出店をしてみたり、知り合いのショップに置かせてもらったりなどで、徐々に増えていったといいます。

 AKINAWANという名前は、ハワイアンやオキナワンのように親しみやすい呼び方を意識して付けたそう。その親しみやすく明るい人柄が、アクセサリーの人気や販路拡大にもつながっています。

SNSのフォロワーは7千人越え!写真の撮り方にもこだわりアリ!

 最初はハンドメイドで作っていたアクセサリーも、購入するお客さんの声に合わせて徐々に海外からの輸入セレクトにシフトチェンジしたAKINAWANさん。2014年から継続しているインスタグラムのフォロワーも7千人を超え、県内でもトップクラスのアクセサリーバイヤーとして販売数を伸ばしています。そんなAKINAWANさんにSNSのフォロワーが増えたきかっけや、意識している事を聞いてみました。

「フォロワーが増えたきっかけは、アクセサリー販売で出店してたイベントで沖縄のフリーマガジン『be-o』の編集長さんに声をかけてもらい、コーナーを持たせてもらったことだと思います。それに加えてインスタグラムのフォロワーが多い友人のアカウントで紹介してもらったりしました」

AKINAWANさんのインスタグラム

 インスタグラムの特性である「写真」についても実はこだわりがありました。
「まずは商品がしっかりわかるように撮影する事。ネット通販のお客さんは写真を見て購入を決めてくれるので、ハッキリ商品がわかるように撮影する事を意識しています。そして『着画』(実際にアクセサリーを付けて撮影する写真)は、自宅の中で一番アクセサリーと肌がなじむポイントを探して撮影しています。人工的な撮影用のライトよりも、太陽の光がアクセサリーをより綺麗に映えさせるので、昼間に撮影する事を心掛けています」

 購入してくれる人が「アクセサリーを付けた自分」をイメージしやすいように意識しています。

何気ない日常に寄り添うアクセサリー選び

 ネット通販で購入してくれるお客さんは20代〜30代の女性が多いといいます。働く世代の女性に刺さるデザインをどのように選んでいるのか聞いてみました。

「やっぱりお客様が使いやすいシンプルなデザインをセレクトする事を意識しています。奇抜すぎず着けやすい。そのシンプルな中にひと癖あるようなデザインが、ファッションのポイントとなってナチュラルな華やかさをアクセサリーで演出する事ができます。また、最近ではマスクを着用する機会がかなり多いので、マスクの着脱がしやすいように小ぶりなピアスなどをセレクトする事が多くなりました」

 アクセサリーと言えば、結婚式やパーティーなど派手な場面で華やかさを作り出す為に使われる事も多いのですが、AKINAWANさんは何気ない日常に寄り添い、着けてくれる人の「心」が華やかになるようなアクセサリーをセレクトしています。

目標は実店舗の出店!

 現在は主にネット通販でアクセサリーを販売しているAKINAWANさんですが、次なる目標は「実店舗の出店」と目を輝かせながら話してくれました!

「SNSをきっかけに実店舗を出している人はそう多くないと思いますが、私が実店舗を持つ事で他のSNSで活動しているアクセサリー作家さんやバイヤーさんのいいモデルケースになれたらいいなと思っています。『沖縄で一番のアクセサリーバイヤー』になって、たくさんの女性にアクセサリーで毎日をハッピーに彩るキッカケを作っていきたいです」

まとめ 目標達成は「楽しい」の中に

 「やればできる」が座右の銘と話してくれたAKINAWANさんの、アクセサリーへの想いと目標へ突き進む行動力が印象的だった今回の取材。「欲しいものが無いんだったらまずは作ってみよう!」と行動した中学生の頃のAKINAWANさんが、現在のアクセサリーバイヤーへの大きな一歩でした。

 夢や目標を達成するための小さなキッカケは、自分が「楽しい」と思える事の中に隠れているのかもしれません♪

——————————
【AKINAWAN】
ネットショップ
https://akinawan.thebase.in/
【インスタグラム】
@okinawa_0120_akinawan


関連記事

おすすめ記事

  1.  サッカーJ3のFC琉球が、第2次金鍾成(キン・ジョンソン)監督体制下の初陣を白星で飾った…
  2. 今季から琉球ゴールデンキングスに加入したアレックス・カーク(左から2人目)やヴィック・ローら=16…
  3.  FC琉球の監督が、また代わった。  サッカーJ3で20チーム中18位に沈む琉球は1…
  4. 戦前に首里城正殿前に設置されていたバスケットボールゴールを再現した首里高校の生徒ら=8月27日、那…
  5.  8月12日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール市民交流室は熱気が渦巻いていた。ステー…
宮古毎日新聞

特集記事

  1. 再びFC琉球の指揮を執ることになり、トレーニング中に選手たちに指示を送る金鍾成監督=19日、東風平…
  2. ヴィック・ロー(中央)の入団会見で記念撮影に応じる琉球ゴールデンキングスの(左から)安永淳一GM、…
  3. 沖縄県庁  沖縄県は、地域の緊張を和らげようと、4月から「地域外交室」を設置し、照屋義実副知…
ページ上部へ戻る ページ下部へ移動 ホームへ戻る 前の記事へ 次の記事へ