牧隼利、連覇へ「変化も必要」 キングス、10.5開幕戦でB1昇格の佐賀と激突
- 2023/7/3
- エンタメ・スポーツ
プロバスケットボールBリーグは3日、都内で記者会見を開き、2023-24シーズンのB1開幕戦を10月5日午後7時(開始時間は予定)から佐賀県のSAGAアリーナで行うことを発表した。昨シーズン初優勝を飾った琉球ゴールデンキングスと、昨シーズンB2を制して球団初のB1昇格を決めた佐賀バルーナーズが他の開幕カードに先駆けて試合を行う。両チームの顔合わせは初めて。
スタートダッシュに向けて「開幕戦は重要な一戦」
23-24シーズンは、東、中、西の各地区8チームずつの計24チームがB1で戦う。キングスが所属する西地区は、昨シーズンから島根スサノオマジック、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、広島ドラゴンフライズ、大阪エヴェッサ、京都ハンナリーズが継続して所属し、B2から昇格した佐賀と長崎ヴェルカが新たに加わる。
キングスは佐賀と10月5日に第1戦を行い、7日もSAGAアリーナで第2戦を行う。Bリーグの島田慎二チェアマンは開幕戦のカードを決めた理由について、佐賀のホームコートとなるSAGAアリーナが今年5月に稼働したことを念頭に「アリーナを有し、ここまで(球団として)大きくなっている琉球と佐賀の対戦は注目に値する」と説明した。
会見に出席したキングスの牧隼利は「過去のシーズンを振り返っても、開幕戦の出だしがいいと、いいスタートダッシュが切れると感じています。初戦の佐賀戦は本当に重要な一戦だなと思います」と意気込みを語った。佐賀については「初めて対戦するので未知数ですが、B2のプレーオフを見ても展開が速く、ディフェンスも硬い」と印象を語った。
佐賀の角田太輝は「チームとしても個人としてもB1初挑戦なので、琉球に立ち向かっていきたい。ディフェンス力はトップの中のトップだと思うので、そこをどう崩していけるかが重要なポイントだと思います」と展望した。
ホーム開幕戦は10月25日 中地区王者の川崎と
キングスは佐賀との2連戦を含め、今オフに帰化選手のジョシュ・ホーキンソンや田中大貴ら有力選手を獲得したサンロッカーズ渋谷(10月14、15日)、日本代表ガードの河村勇輝が残留した横浜ビー・コルセアーズ(10月21、22日)と3カード連続でアウェー戦を行う。沖縄アリーナでのホーム開幕戦は、10月25日の川崎ブレイブサンダース戦となる。
所属5シーズン目に入る牧は、新シーズンのテーマに「進化」を掲げた。理由については「昨シーズンの王者と言っても関係ないと思ってます。チームとしても個人としても向上したいという気持ちから、進化にしました」と説明。その上で「僕たちは(メンバーが)大きく変わることはなかったけど、同じことをして勝てるとは思ってないし、みんな現状に満足してない。変化も必要ですし、それが進化、優勝につながると思っています」と連覇へ意気込んだ。
個人としても「これまで岸本選手や田代選手、今村選手に引っ張られてきた感じがありますが、もっと自分が引っ張っていかないと、自分の進化はないと思います。スリーポイントを決めるだけでなく、自分でオフェンスをつくったり、もっと得点を取っていくことが課題だと感じます」とさらなる成長を誓った。