沖縄SV、順位上昇のチャンス逃す アウェーでマルヤス岡崎に0ー1

 
ボールをコントロールするFW髙原直泰=3日、愛知県のマルヤス岡崎龍北スタジアム©️沖縄SV

 サッカー日本フットボールリーグ(JFL)暫定14位の沖縄SVは3日、愛知県のマルヤス岡崎龍北スタジアムで今季9戦を行い、順位が一つ上の暫定13位であるFCマルヤス岡崎に0ー1(前半0ー0、後半0ー1)で惜敗した。通算成績は2勝6敗1分の勝ち点7。勝てば順位が入れ替わる一戦を落として2連勝とはならず、順位は14位のまま。

前半中盤から劣勢に 後半26分にミドルで失点

 試合を重ねるごとに攻守とも改善が見られ、1週間前のホーム戦では待望の今シーズン2勝目を挙げた沖縄SV。勢いそのままに、この試合も開始から前線に鋭い縦パスを通したり、クロスを上げたりして相手ゴールに迫った。

ドリブルするFW山田雄太@沖縄SV

 しかし、前半の中盤から動きのキレが鈍り、ミスから攻め込まれる場面が増える。なんとかスコアレスで折り返し、後半は前線からプレッシャーをかけて流れを引き戻そうとしたが、得点は奪えず。

 すると後半26分、ドリブルで左サイドから中央への突破を許すと、守備の連係が悪く、一人に数名のディフェンダーが寄ってしまう。そのタイミングでフリーの選手にパスを送られ、ペナルティエリア外の正面からミドルシュートを決められた。その後も攻め上がるシーンはあったが、決定機はつくれず、1点差のまま終了のホイッスルが響いた。

「サイドにボールが行った時にミス連発」

相手と競り合うFW一木立一©️沖縄SV

 前の試合でゴールを決めたFW山田雄太は「前半からサイドにボールが行ったときにミスが連発して、そこからカウンターを食らってしまいました」と攻撃面の課題を指摘。後半は「守備も切り替えて前から行くようにしたけど、うまく連動できていなくて、外されたところで失点してしまいました」と振り返った。

 11日のホーム戦に向け、GK花田力は「セカンドボールの対応で戦うことや、自分たちのやってきたボールの動かし方、決定的な場面でのプレーの精度を意識して戦っていきたい」と修正を誓った。

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長嶺 真輝

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ながみね・まき。沖縄拠点のスポーツライター、フリーランス記者。
2022年3月まで沖縄地元紙で10年間、新聞記者を経験。
Bリーグ琉球ゴールデンキングスや東京五輪を担当。金融や農林水産、市町村の地域話題も取材。

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