興南が4年ぶり夏の甲子園 沖尚に7-1、全国高校野球選手権沖縄大会決勝
- 2022/7/17
- エンタメ・スポーツ
第104回全国高校野球選手権沖縄大会は17日午後、那覇市奥武山町の沖縄セルラースタジアム那覇で決勝を行い、興南が沖縄尚学を7-1で下して4年ぶり13度目の夏の甲子園出場を決めた。沖縄大会の優勝は14度目。甲子園に出場する全国49校のうち、興南は一番乗りでの出場決定となった。沖尚は2年連続の出場を阻まれた。
全国選手権は8月3日に抽選会が行われ、6日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。
投打に安定感 復帰50年の節目で代表に
試合が動いたのは3回裏。興南は1死1、2塁から1番・仲程雄海が高めに浮いた変化球を初球で捉え、右中間への適時二塁打で先制。続く長田悠も鋭い当たりで1、2塁間を破り、2点を追加した。沖尚はエースで先発の吉山太陽から東恩納蒼に投手を交代したが、打線の勢いは止まらず、興南はこの回に一挙5点を奪うビッグイニングとなった。
諦めない沖尚は5回表、先頭バッターの9番・金城良輔が中前打で出塁し、犠打で送って2死2塁の好機をつくる。ここで3番・知花慎之助が適時左前打を放ち、1点を返した。
しかし、興南は6回裏に9番・照屋寛晟と仲程の連続タイムリーヒットでさらに2点を追加。守りでは、この回からリリーフした右腕エースの生盛亜勇太が最速147キロの直球を武器に被安打2、四死球なしの安定した投球を見せ、追加点を許さずに逃げ切った。
興南の我喜屋優監督は「沖縄の本土復帰から50年。その節目の年に、ひと暴れしたい」と力強く語った。
興南の沖縄大会の勝ち上がり成績は以下。
1回戦 対 沖縄工業 11-0(5回コールド)
2回戦 対 宜野座 不戦勝
3回戦 対 ウェルネス沖縄 5-1
準々決勝 対 宜野湾 5-0
準決勝 対 KBC未来 6-4(延長12回)
決勝 対 沖縄尚学 7-1