石井竜也氏、首里城復興へ寄付金 米米CLUBメンバー
- 2022/4/9
- 社会
米米CLUBのメンバー石井竜也氏は8日、沖縄県庁を訪れ、首里城復興に向けた寄付金250万円を贈呈した。石井氏は、玉城デニー知事との面談で「政治がお金を出すのは簡単かもしれないが、民間から本土の人たちが首里城のために少しずつ出そうと動くのが、文化のために良いこと。そういう先頭を走れるのがスポーツマンやミュージシャンだ」と強調した。
石井氏は、再建中の首里城を訪れたことがきっかけとなり、2021年5月から募金活動をスタート。これまでコンサート会場やウェブサイトで募金を呼び掛けていたといい、今回はファンから寄せられた250万円を寄付した。
面談で、茨城県出身の石井氏は自身の地元が津波で被害を受けたと語った上で、首里城の消失について「喪失感はよく分かる。何かお役に立てればと考えた」と語った。
玉城知事は、4月からスタートした首里城周辺の景観づくりや人材育成に活用する「首里城未来寄付金」を説明した上で、石井氏からの寄付金について「第1号になる。ありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。
米米CLUBの「浪漫飛行」は、1990年の発売でJALの沖縄旅行「JAL STORY 夏離宮キャンペーン」のCMソングに起用された。
石井氏は、東日本大震災被災者への支援も積極的に行っており、久米島町に設立された福島の被災児童のための保養センター「沖縄・球美の里」に毎年寄付している。10日には、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターでライブを実施予定。
(記事・写真 宮古毎日新聞)