Vtuber根間ういさん、沖縄国税事務所のアンバサダー就任
- 2022/1/15
- 経済
YouTubeのチャンネル登録者数約6万7千人、沖縄発の人気バーチャルタレント根間ういさんが、来月から始まる確定申告を前に沖縄国税事務所から今年度のアンバサダーに任命された。その発信力とネットでの活躍を期待されての就任に、記者会見で根間さんは強い意気込みを語った。
ピンクのかりゆし・帽子の正装で就任
エイサー衣装がトレードマークの根間さん。1月14日に行われた記者会見ではピンクのかりゆしウェア、帽子姿で出席し、沖縄国税事務所の小平忠久所長からアンバサダー任命状を笑顔で受け取った。
就任に当たり根間さんは「確定申告がスマホで簡単にできるということや、納税時に(税務署や金融機関の)窓口に行かなくても良いキャッシュレス納付の便利さをたくさん広めて、沖縄の納税者のみなさんのお役に立てるよう頑張ります」と力強く述べた。
コロナ禍だからこそ”手書き→スマホ”
Vtuberとして時代の先端を行くイメージの強い根間さんだが、確定申告は去年まで手書きだったことを正直に”申告”。会見ではスマホ申告に初挑戦した様子が動画で紹介された。
国税庁HP内の確定申告書等作成コーナーにアクセスして、源泉徴収票などをスマホのカメラで撮影するとすぐに自動入力できることなど、手続きにかかる時間が短縮できることなどを説明した。新型コロナの感染再拡大を受けて、申告会場が密になってしまうことを避けるという目的も紹介された。
また、スマホやパソコンから確定申告・納税する人に対しては、口座引き落としやインターネットバンキングによるキャッシュレス納付の利用も呼びかけられた。バーチャル・スマホ・キャッスレスとコロナ禍だからこその対策やキーワードが並んだ。
申告会場は2月1日からオープンも入場整理券必要
県内の税務署や特設会場では、こちらも密を避けるなどの目的から、例年より早く2月1日から確定申告の相談や書類の受付が始まることになっている。ネットに不慣れな人や込み入った相談などが必要な人向けに設けられているが、入場整理券が必要となり、各会場での当日配布かオンラインの事前取得が必要となる(申告書提出のみの場合は整理券不要)。
特に3月中旬の確定申告期限間近には混雑も予想され、整理券さえ受け取れない場合も生じかねない。ネットでの確定申告利用促進が進められる中、PR役を担う根間さんも、腕の見せどころとなる。