NHK朝ドラ「ちむどんどん」 主演黒島結菜さんらが意気込み

 
「ちむどんどん」出演者取材会に出席した(右から)川口春奈さん、黒島結菜さん、竜星涼さん、上白石萌歌さん=11 日、沖縄県うるま市

 沖縄本島北部やんばる地域で生まれ育った4兄妹たちの50年の歩みを描く、2022年春放送開始予定の連続テレビ小説「ちむどんどん」の出演者4人は11日、沖縄県うるま市内で取材会を行った。

 同県糸満市出身で主演の黒島結菜さんと竜星涼さん、川口春奈さん、上白石萌歌さんの4人が出席し、作品や沖縄への思いなどを語った。黒島さんは「楽しい作品を作れるよう頑張りたい」と意気込みを語った。

「ちむどんどん」を撮影する出演者(写真提供・NHK)

 1960年代、まだ沖縄がアメリカ統治下だったころに、やんばる地域で生まれ育った4兄妹が歩んだ50年を通して家族との絆やふるさとへの思いを描く物語。主人公の比嘉暢子に黒島さんを抜てき。兄の賢秀を竜星さん、姉の良子を川口さん、妹の歌子を上白石さん、母親役の優子は、仲間由紀恵さんが演じる。

 取材会で、脚本を通して改めて感じた沖縄の印象について問われ、黒島さんは「アメリカに統治された時代があったことを実感した。沖縄は本当にいろんなことを経て今があるのだということをすごく感じている」と強調した。

 竜星さんは「この作品を通して、いろんな世代の人たちが沖縄への理解を深めながら、知ってもらえるとうれしい」と期待を込めた。

 川口さんは「お芝居の中でもドルや通貨レートの話などをする場面もある。こんな時代を経て今があると感じている」と感想を話した。

 上白石さんは「沖縄を愛する力をものすごく感じる。沖縄のことをもっと深く掘り下げて学んでいきたい」と意欲を語った。

「ちむどんどん」を撮影する出演者(写真提供・NHK)

 ちむどんどんは、NHK連続テレビ小説の第106作。沖縄が本土復帰50年を迎える来年春の放送予定で、羽原大介氏の脚本によるオリジナル作品となる。

(記事・宮古毎日新聞)


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