沖縄パッションフルーツ界に革命を!タイ国立大在学中に父と起業「沖縄情熱農園」

 

沖縄情熱農園の山城秀正代表(右)と娘の名嘉涼子さん(写真:同園提供)

 「沖縄パッションフルーツの未来を変えたい」ー。そう話すのは、2016年創業の沖縄情熱農園(糸満市)の共同代表である山城大(だい)さん(29)だ。大学在学中に父・山城秀正さん(70)と創業し、現在は台湾で広告マンをする傍ら、糸満市の農園でパッションフルーツの従来種「情熱の女神」と、独自栽培に成功して新品種登録出願中の「蜜の女神」の2種類を無農薬栽培している。

 日本では主に奄美・沖縄諸島で栽培されているパッションフルーツは、果汁の女王と呼ばれるほど甘ずっぱい果肉が特徴で、美容成分豊富な熱帯果樹だとスーパーフードとして注目を集めているが、沖縄パッションフルーツ農家が抱える課題は大きいと話す。そのため、認知度向上に向けた挑戦を行っている。

父と息子で創業、日々奮闘

共同代表で父の山城秀正さん(写真:同園提供)

 父・秀正さんは、戦後間もない1951年、沖縄本島南部の糸満市で生まれ、幼少期から毎日父と大工の仕事に勤しんできた。糸満高校卒業後は、沖縄県土地開発公社の総務部長として、沖縄都市モノレール事業や豊崎の開発事業といったプロジェクトに尽力し、沖縄の発展に貢献。退職の数年前から、糸満市の経済部農政課長であった兄の元で、パッションフルーツ栽培の技術を習得して独立し、独自の栽培法を確立してきた。2018年には沖縄県果樹部会のパッションフルーツ専門部長も務めた経歴もある。

共同代表で息子の山城大さん(写真:同園提供)

 息子・大さんは、沖縄の産業に貢献したいという想いで琉球大学観光産業科学部に入学後、米国コロラド州立フォートルイス大学でグッズマーケティング、タイ国立タマサート大学で社会変革型ビジネスを学び、在学中に父親と「沖縄情熱農園」を創業。沖縄情熱農園を「日本を元気にする社会事業としての農園」にするために日々奮闘している。

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