県民と米国人つなぐ音楽デュオ 福祉支援や三線指導で交流の場

 

「沖縄・アメリカーナ」として活動する具志さんとデイビッドさん

 沖縄を拠点に「沖縄・アメリカーナ(Okinawa Americana)」というユニット名で音楽活動をしているのは、糸満市出身の唄者・具志恵さんと米国人のデイビッド・ラルストンさん。2人は、音楽活動の傍ら、米軍基地関係者と協力し、児童養護施設へ支援金を募る活動や人的サポートを継続的に実施している。米国人と県民の交流の場を積極的に作り、友好や親善活動を幅広く展開する中、具志さんは、嘉手納基地内のユースセンターで子ども達に三線を教えるなど文化の架け橋としても活動している。米国と沖縄をつなぐ音楽や児童養護施設への支援、基地内での三線教室の様子などを紹介する。

沖縄とアメリカの人的レベルで友好親善

 「沖縄・アメリカーナ」は唄者・具志恵さんと米国人のデイビッド・ラルストンさんによって結成された。沖縄を拠点に音楽活動し、沖縄民謡とアメリカのブルース、ロック、ソウルを融合した音楽を奏で、子ども達からお年寄りまで幅広く好まれている。年に1度沖縄で開催する「Okinawa Americana Festa」以外に、アメリカ、カンボジア、マレーシア、タイなどでも海外公演を行っている。

沖縄・アメリカーナが奏でるアメイジング・グレイス

<沖縄・アメリカーナ>
https://okinawaamericana.com/about-us

基地の外で交流の場を設ける

 「沖縄・アメリカーナ」は音楽活動をする傍ら、「沖縄とアメリカの友好や親善のために人と人をつなげる活動をしたい」と米軍基地関係者と協力して、児童養護施設の支援に取り組んでいる。児童のために支援金を募る活動や必要な時の人的サポート、異文化交流を手がけるなど幅広く活動している。

 例えば、児童養護施設が草刈りで人手不足の際は、基地内の米国人に呼びかけてボランティアに参加してもらう。施設の人々にとっては草刈りを手伝ってもらえて、米国人にとっては地元の人々と触れ合える機会となるため、お互いがWin-win関係になるという。さらに、施設の子ども達にとって普段受けられない家庭の愛情や大人への信頼、社会とのつながりを感じる機会にもなっている、と具志さんは話す。

草刈りの様子(ディビットさん提供)

具志さんとデイビットさん=前列左側、基地内ボランティア隊=後方(ディビットさん提供)

 具志さんとディビットさんは、「私たちの児童支援活動に、たくさんのボランティアの皆さんが協力してくれています。写真はマリーンユニフォーム(海兵隊の制服)姿ですが、ボランティアをする時は、1人の人間として、1人の友人として自ら参加してくれた事に、感謝してもしきれません。お互い言葉が通じない外国人と子供たちですが、笑いながら交流している姿は本当に素敵です。これからの未来のために今後も児童支援は続きます」と話す。

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