琉球の川シリーズ① 琉球きっての政治家「蔡温」と「安里川」

 

 

 時代や景色は大きく変化しても、古から止まることなく流れ続ける川。その川に沿って歴史を辿ってみると、思いがけない発見が実はたくさんあるものだ。今回は、琉球時代から重要視されてきたいくつかの「川」をピックアップしてお届けしよう。最後にはこれらが一つに繋がるサプライズも!

 興味を持ってくれた方はぜひ、コラムを読んだ後にでも実際に自分の足で各スポットを訪れて、その空気を感じて欲しいと思う。それではまずのシリーズ第一弾として、こちらからお届けしよう。

 15〜16世紀の琉球において、政治・経済・土木・風水などあらゆる面で大活躍をした偉人「蔡温」。21世紀の現在においてもなお、蔡温は県民の間で大きくその名を知られており、蔡温に敬意を評し「蔡温」と名の付く施設や建造物がいくつもある。

 代表的なもので言えば、やはり那覇国際通りの安里に位置する「さいおんスクエア」であろう。

世界最大のシーサー さいおんスクエア

 ゆいレール牧志駅直結の商業施設である「さいおんスクエア」、宿泊施設も入っていれば建物前には様々な催しが行われる駅前広場があったり、巨大ハーリーの形をしたベンチなどもあって行き交う人を楽しませてくれる。施設内には牧志公民館や牧志図書館も入居。さらに、以前には久茂地公民館で見ることが出来たプラネタリウムもバージョンアップして導入され、週末を中心に投影会、定期的な無料投影会も行われている。

 現在はこのようなコロナ状況で一時閉館となっているが、興味のある方はコロナが落ち着いた頃にぜひ、ホームページをチェックして遊びに行ってみて欲しい。

 さらにもう一つ、こちらのさいおんスクエアの見所と言えば、巨大な「うふシーサー」および、その背後に伸びる近代感溢れる安里川親水公園だ。

 このうふシーサー、焼物としては世界最大のシーサーだ。4トン以上の粘土を使用し、高さ3.4メートルにも達する。壺屋焼300年の伝統を受け継ぐ陶工たちが、街の守り神となるよう、国際通りの守り神となるよう、そして県民をはじめ、訪れる人全てを見守るためにその技を結集し制作したものだと。シーサーが抱える毬からは、下水を高度処理した再生水が溢れ流れている。

 そしてシーサー背後の安里川親水公園。この公園が完成した時には、県民ながらに驚いたものだ。まずなんといってもカッコいい!川をこれだけ近代的にフューチャーした商業施設は、沖縄にはこれまでまず無かっただろう。

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